ステファン・カリー プレーオフの3P記録更新まであと13本
現地14日、ゴールデンステイト・ウォリアーズはメンフィス・グリズリーズとのシリーズ第6戦に108対95で圧勝し、1976年以来となるカンファレンスファイナル出場を決めた。
この日のステファン・カリーはMVPに相応しい大活躍で、32得点、10アシストを獲得してチームを牽引。13本中8本の高確率でスリーポイントシュートを成功させ、その内の1本は第3Q終了ブザーと同時に反対側の3Pラインから沈めた約20mのスーパーロングショットだった。
※ステファン・カリー、スーパーロングショットについて
「毎日練習している。嘘じゃないよ」
今季ポストシーズンのカリーは、記録的なペースで3Pを成功させている。カンファレンス・セミファイナルの6試合では26本のスリーを沈め、グリズリーズの合計3P数(25本)をたった1人で上回ってしまった。
さらに第1ラウンドのペリカンズ戦も含めると合計で46本(成功率41.1%)。わずか10試合の出場にして、2000年にレジー・ミラーが樹立した1シーズンのプレーオフ3P成功数記録(22試合で58本)の更新まであと13本に迫っている。
▼プレーオフ3P成功数記録Top10
プレーヤー | 3P | 3P% | 試合数 |
レジー・ミラー (2000年) |
58 | 39.5% | 22 |
レイ・アレン (2001年) |
57 | 47.9% | 18 |
レイ・アレン (2010年) |
56 | 38.6% | 24 |
デニス・スコット (1995年) |
56 | 37.1% | 21 |
レイ・アレン (2008年) |
55 | 39.6% | 26 |
ダニー・グリーン (2013年) |
55 | 48.2% | 21 |
ダン・マーリー (1993年) |
54 | 39.4% | 24 |
レジー・ミラー (1995年) |
54 | 42.2% | 17 |
ポール・ジョージ (2014年) |
52 | 40.3% | 19 |
ラシャード・ルイス (2009年) |
52 | 39.4% | 24 |
カリーは今季プレーオフで1試合4.6本のスリーを平均。このペースを維持できれば、レジーを追い抜くのは確実だ。試合数によっては20~30本超えで更新する可能性もある。レギュラーシーズンに続き、カリーは前代未聞の新記録を再び打ち立てるかもしれない。
3Pヘビーな時代
NBAにおけるスリーポイントシュートの重要性は年々増しつつある。
2014-15シーズンは、3pのリーグ平均が成功数/アテンプト数の両方で過去最多を記録。また現時点でプレーオフに残っているウォリアーズ、クリッパーズ、ロケッツ、ホークス、キャブスは、いずれもレギュラーシーズンの3P成功数がリーグトップ5位だったチームだ。
▼2014-15レギュラーシーズン3P成功数トップ5
チーム | 3P成功数 | 3P% |
ロケッツ | 933 | 34.8% |
ウォリアーズ | 883 | 39.8% |
クリッパーズ | 827 | 37.6% |
キャブス | 826 | 36.7% |
ホークス | 818 | 38.0% |
Image by Keith Allison/Flickr
ソース:「Basketball Reference」