フェニックス・サンズがナゲッツをスウィープ、11年ぶりのウェスト決勝進出へ
現地6月13日、フェニックス・サンズが敵地ボール・アリーナで行われたデンバー・ナゲッツとのウェスト準決勝第4戦に125-118で勝利。シリーズを4-0でスウィープし、2009-10シーズン以来11年ぶりとなるカンファレンスファイナル進出を決めた。
第4戦でのサンズは、クリス・ポールが37得点/7アシスト、デビン・ブッカーが34得点/11リバウンドの大活躍でチームを牽引。第1Qにリードを奪取すると、そのまま最後までナゲッツに逆転のチャンスを与えることなくシリーズをクローズした。
ESPNによると、プレイオフの試合でサンズの選手が2人同時に30得点以上をマークしたのは、2005年のスティーブ・ナッシュとアマレ・スタウダマイアー以来初だという。
▼CP3はこの日もミドルシュートがキレキレ
CP3
2021年ウェスト準決勝でのポールは、チーム最多の25.5得点、10.3アシストを平均。シリーズ4試合で通算41本のアシストを記録したのに対し、ターンオーバーがわずか5本と、“Point God”の愛称に相応しい司令塔ぶりを発揮した。
ESPNによると、同シリーズでのポールは第4QでのFG成功率が84%(過去25ポストシーズンで最高)。また、プレイオフシリーズで25得点/10アシスト以上のダブルダブルを平均した史上最年長選手となった。
ナゲッツとのセミファイナルではポールの他、リーグ3年目のデアンドレ・エイトンがディフェンスで奮闘。特にニコラ・ヨキッチの守備で大活躍し、2021年のMVPをレギュラーシーズン以下のスタッツに抑えることに成功した。
サンズがナゲッツをスウィープできたのは、クリス・ポールの芸術的なミッドレンジゲームとピック&ロール指揮に加え、最小限のダブルチームでエイトンがヨキッチを守れたのが大きい。
▼深夜にエイトンを空港で出迎えるサンズファン
サンズは、ジャズ/クリッパーズシリーズの勝者と2021ウェストファイナルで対戦。カンファレンス準決勝をスウィープで勝ち上がったことで、少なくとも6日間の休養を得られる(ウェスト決勝は最短で6月20日開幕)。
ボックススコア:「NBA」