ブルズのタジ・ギブソンがデラベドバに蹴りで退場
現地12日に行われたシカゴ・ブルズ対クリーブランド・キャバリアーズのシリーズ第5戦、ブルズのタジ・ギブソンがフレイグラントファウル2をコールされ退場処分となった。
キャブスのリードで迎えた第4Q開始間もなく、ギブソンはゴール下のリバウンド争いで倒れ込んだマシュー・デラベドバと足が絡まり、そのまま足を前に蹴り出すようなアクションをみせる。角度によってはデラベドバの体をキックしているようにも見えたため、近くにいたプレーヤーたちはヒートアップ。危うく乱闘になりかけたが、審判や警備員がすぐ間に割って入り、事態は何事もなく収拾した。
リビューの結果、審判はギブソンの行為をフレイグラントファウル2と判定。即退場だ。
違う角度からだと、それほど悪意があるようには見えない。
デラベドバがギブソンの足をがっちりとロックしている。ギブソンは蹴りを入れるつもりはなかったのかもしれないが、少し勢いが強すぎた。またキックの後にデラベドバを見下ろしながら何か叫んでいたのも、あまり印象が良くない。それでもフレイグラントファウル2の退場処分は厳しすぎるような気もする。
「退場処分には驚いた。立ち上がった時に誰かが足を引っ張っている気がしたから、それを振りほどこうとしただけだ」
– タジ・ギブソン
ギブソンには出場停止などの追加処分が課される可能性もある。
試合は、ブルズが第4Q中盤の15点ビハインドから残り1分で2点差にまで追い上げるも、そこからディフェンスを固めて逃げ切ったキャブスが106対101で勝利。レブロン・ジェイムスは38得点、12リバウンド、6アシスト、3スティール、3ブロック、0ターンオーバーを記録し、ラストミニッツにはデリック・ローズの同点を狙ったレイアップをブロックするなど大活躍した。
▼ブロック!!
(via goran_dragic)
▼ブロック!!!
(via Martinsek)
これでキャブスは3勝2敗でECF進出に王手。ブルズの生き残りをかけた第6戦は、現地14日にユナイテッドセンターで行われる。
参考記事:「ESPN」