アメリカがスロベニアに大差で勝利、準決勝に進出
FIBAワールドカップ準々決勝が現地9日に行われ、優勝候補のアメリカとスロベニアが対戦。後半に攻守両面でゲームを支配したアメリカが119対76の43点差で大勝利を収め、ベスト4進出を決めた。
試合は前半を終えた時点でアメリカが49対42の7点リード。序盤は思うようにフィールドゴールが決まらず、ジェイムス・ハーデンとステファン・カリーの2人は合計12本のシュートをすべて外し、ハーフタイムまで無得点だった。
しかし後半に入ってから、アメリカはエンジン全開で猛攻撃を開始。第3Qに37-22でスロベニアをアウトスコアすると、第4Q開始から10-0のランでさらに点差を大きく広げ、早々と勝利を確実にした。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
スロベニア | 22 | 20 | 22 | 12 | 76 |
USA | 29 | 20 | 37 | 33 | 119 |
▼アメリカ対スロベニア、準々決勝ハイライト
チームUSAは、ベンチ出場のクレイ・トンプソンがゲームハイの20得点をマーク。前半無得点だったハーデンは、第3Qにフィールドゴールを積み重ね、最終的に14得点を挙げている。
また、フロントコート陣も安定の活躍を見せており、ケネス・ファリードが14得点/10リバウンド、アンソニー・デイビスが13得点/11リバウンドと、それぞれダブルダブルを記録した。
今大会でシュート成功数37本中8本と不調続きだったデリック・ローズは、18分の出場時間で12得点とゲームハイの5アシストを獲得。第1Qには、トランジションで4人のディフェンダーをかいくぐりながらレイアップを沈める好プレーをみせた。
▼デリック・ローズ、ハイライト
一方のスロベニアは、ゴラン・ドラギッチがチームハイの13得点と4アシストをマーク。中盤まで善戦を続けたが、アメリカの圧倒的なパワーに最後までくらいついていくことはできなかった。
スロベニアのシューティングガードでゴラン・ドラギッチの弟であるゾラン・ドラギッチは、今大会を通して1試合平均12.9得点(出場選手中22位)、4リバウンドを記録。この活躍を受け、現在ヒートやスパーズ、マブスなど複数のNBAチームがゾラン獲得に関心を示しているという。
アメリカは11日に決勝進出をかけてリトアニアと対戦する。
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