アイザイア・トーマスがキャリアハイ53得点
ボストン・セルティックスのアイザイア・トーマスが、現地2日にガーデンで行われたワシントン・ウィザーズとのカンファレンス・セミファイナル第2戦でキャリア最多の53得点を獲得。オーバータイムに及ぶ大接戦の末にチームを勝利へと導いた。
第1戦での接触プレイで前歯を失い、前日には5~6時間に及ぶ大がかりな治療を受けたというトーマス。試合当日にも唇の腫れを落ち着かせるために病院に戻って薬を服用したりと、万全のコンディションとは決して言えなかったが、第2戦ではキャリアベストなパフォーマンスでセルティックスを牽引。第4Qだけで20得点をあげて試合をオーバータイムに持ち込み、OTでは4本中4本のフィールドゴールを成功させて9得点を獲得と、正念場で見事ステップアップした。
▼ITのクラッチパフォーマンス
トーマスの53得点は、2003年イースト第1ラウンドでのアレン・アイバーソン(55得点)以降でリーグポストシーズン最多。セルティックスの選手では、1973年のジョン・ハブリチェック(54得点)に次ぐ球団プレーオフ史上最多2位の記録となる。
またこの日は、4月に交通事故で亡くなった妹チャイナさんの誕生日だったという。
「今日は妹の誕生日。23歳になるはずだった。僕にできるせめてものことは彼女のためにプレイすることだ」
「妹の誕生日にプレイしないなんて選択肢はなかった。彼女のために勝ちたかった」
– アイザイア・トーマス
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
WAS | 42 | 25 | 22 | 25 | 5 | 119 |
BOS | 29 | 20 | 35 | 30 | 15 | 129 |
ホーム2連勝でシリーズ2-0としたセルティックスは、トーマスの他に、アル・ホーフォードが15得点/12リバウンドのダブルダブルで活躍。ジェイ・クロウダーとエイブリー・ブラッドリーが14得点を記録している。
ウィザーズは、ジョン・ウォールが40得点、13アシスト、3スティール、3ブロックで大奮闘した。
▼ウォール
シリーズ第3戦は、現地4日にウィザーズの本拠地で行われる。
ボックススコア:「NBA」