NBA2013-14シーズンのプレーヤー年棒ランキング、なんと3位は現役選手ですらない
すでに今季レギュラーシーズンも終了し、ちょっと今さら感があるが、改めてリストを見たところ驚きだったのでシェアしたい。
以下は、NBA2013-14シーズンの年棒ランキングトップ10。
Player | 年棒(ドル) | チーム | チーム成績 | |
1 | コービー・ブライアント | $3050万 | レイカーズ | 27勝55敗 |
2 | ダーク・ノビツキー | $2270万 | マブス | 49勝33敗 |
3 | ギルバート・アリーナス | $2230万 | N/A | N/A |
4 | アマーレ・スタウダマイアー | $2170万 | ニックス | 37勝45敗 |
5 | カーメロ・アンソニー | $2150万 | ニックス | 37勝45敗 |
6 | ジョー・ジョンソン | $2150万 | ネッツ | 44勝38敗 |
7 | ドワイト・ハワード | $2050万 | ロケッツ | 54勝28敗 |
8 | パウ・ガソル | $1930万 | レイカーズ | 27勝55敗 |
9 | クリス・ボッシュ | $1910万 | ヒート | 54勝28敗 |
10 | レブロン・ジェームズ | $1910万 | ヒート | 54勝28敗 |
当然ながら、選手の契約金の大きさがそのまま貢献度に比例するわけじゃない。ダントツトップのコービーは怪我のためわずか6試合の出場に終わったし、ニックスではスタウダマイアーがカーメロよりも多く貰っている。
中でも群を抜いて酷いのが、第3位のギルバート・アリーナス。NBAの登録選手ですらない男が、レブロンよりも15%増しくらい多く稼いでいるのが驚きだ(レブロンはヒートに移籍して自ら低い契約金を選んだわけだが…)。
ちなみにESPNの調べによると、アリーナスの年棒は、今年からメジャー入りした田中将大(2200万ドル)よりも多く、世界のアスリートで30番目となっている。
According to the new ESPN Mag, Gilbert Arenas is the 30th highest paid athlete in the world. pic.twitter.com/jXFZnBmDtK
— John Taylor (@johnmtaylor) 2014, 4月 17
悲しいことに、今季15.9得点を平均し、ロールプレーヤーとして大活躍したロケッツのチャンドラー・パーソンズの年棒はわずか92万ドルで、アリーナスの20分の1以下。さらに無意味な比較をすれば、カイリー・アービング(590万ドル)とポール・ジョージ(328万ドル)の年棒を足して2倍にしてもアリーナスには及ばない。
この悲惨な契約にはまり込んでいるのはオーランド・マジックだ。2010年にウィザーズとラシャード・ルイス/アリーナスのトレードを成立させたことで、大きなマイナスを抱え込んでしまった。
マジックは2011年に「アムネスティ条項」を行使しているため、アリーナスの年棒はチームのサラリーキャップに計上されないが、契約金はきっちりと耳を揃えて支払わなければならない。
Thumbnail:「Keith Allison via Flickr」