カール・アンソニー・タウンズ、キャリアハイ47得点も勝利ならず
2015-16シーズンの新人王を受賞したミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズが、現地11月30日のニューヨーク・ニックス戦で自己ベストとなる47得点でのダブルダブルを記録する大暴れをみせた。
試合最初のポゼッションでポストアップからフックショットで先制点を決めたこの日のタウンズは、41分30秒の出場時間で22本中15本のフィールドゴールに成功。スリーは決められなかったものの、たった1人でニックスの合計を上回る20本中17本のフリースローを沈めた他、18リバウンド、3ブロックと守備面でも存在感を見せつけた。
▼KATキャリアハイ
ウルブズはタウンズの活躍がありながらもペースをつかめず、試合は第4Q残り7分30秒でニックスが17点リードを奪取。そこからウルブズは20-3のランで猛反撃を仕掛け、ラスト1分を切ったところで同点に戻すも、それまでFG15本中4本と精彩を欠いていたカーメロ・アンソニーが、残り時間2秒にアイソレーションから決勝点となるミドルレンジジャンプショットを沈め、ニックスが逃げ切った。
タウンズと同期のクリスタプス・ポルジンギスは、チーム最多の29得点、8リバウンド、4アシスト、2ブロックを記録。クラッチタイムには攻守でファインプレーを見せ、リードの死守に大貢献した。ニックスは少しずつだが確実に、人気と実力の両方でポルジンギスのチームになりつつある。
「2人の可能性は無限大だ。タウンズは素晴らしいプレーをしており、クリスタプスも日々成長している。2人は長年にわたり活躍するだろう。そして数年後にはリーグの顔になっているはずだ」
– カーメロ・アンソニー
スリーやパス、ドリブルアタックなどなんでも器用にこなしながら、リムもしっかりと守れる。タウンズとポルジンギスは、まだ21歳ながら7フッターとは思えないハイレベルなスキルを持った新時代のビッグマンだ。今後10年以上にわたって、幾度となくこの日の試合のような熱いバトルを楽しませてくれることに期待したい。
ボックススコア:「NBA」