トレバー・アリーザ、NBA史上で最もトレードされた選手になる
NBAでは現地20日、オクラホマシティ・サンダーとデトロイト・ピストンズ、ダラス・マーベリックスの3チームがトレードで合意に達した。
このトレードでは、マブスがジェイムズ・ジョンソン、ピストンズがデロン・ライトをそれぞれ獲得。OKCはトレバー・アリーザとジャスティン・ジャクソンの2選手、ドラフト指名権(詳細は未定)を手に入れる。
トレバー・アリーザがトレードされるのは、今週に入ってからすでに3回目。わずか5日間でポートランド・トレイルブレイザーズ→ヒューストン・ロケッツ→ピストンズとたらい回しにされ、現在はオクラホマシティで一時待機中だ。
これでアリーザがトレード放出された回数は、キャリア合計で10回。NBA史上で最もトレードされた回数の多い選手となる。
これまでのトレード記録保持者は、デイル・エリス、クリス・ガットリング、ビリー・オーウェンズ、ドン・マクリーンで、それぞれ8回だった。
なお今オフのサンダーは、クリス・ポールやスティーブン・アダムスを含むベテラン勢を総放出して一からの再建に乗り出しているので、アリーザがもう1度トレードされる可能性は高いはず。
▼アリーザの2019-20ハイライト
マブスのオフシーズン
今オフのマブスは、これまでにセス・カリーとデロン・ライト、ジャスティン・ジャクソンの3選手をトレード放出し、ジョシュ・リチャードソンとジェイムズ・ジョンソンの2選手を獲得。シュート力とベンチ層の厚さをやや失う代わりに、ウィング守備の強化に成功した。
同時にマブスは、これらのトレードにより2021-22シーズンのサラリーをいくつか整理した。
ジェイムズ・ジョンソンの契約は残り1年。さらにカリーとライトの契約(どちらも2021-22ギャランティ)を手放したことで、2021年FAで約3500万ドルのスペースを確保できる見込みだ。
あともう少し調整すれば、来夏FAでヤニス・アデトクンボ(もしくは他のスター)とマックス契約を結ぶ余裕ができる。
参考記事:「Sportscasting」