ヒートのユドニス・ハスレムが現役続行、1球団に20年在籍したNBA史上3人目の選手に
マイアミ・ヒートのキャプテン的存在であり現NBA最年長のユドニス・ハスレムが現地8月21日、2022-23シーズンも現役を続ける旨を発表。自身が開催したユースのバスケットボールキャンプでプランを明かした。
ハスレムは現役続行の決断について、「父と話していたことを貫くと決めた。僕は始まりの場所でキャリアを終える。だから20年目をプレイするつもり。今年もプレイするよ」とコメント。
「(20年目は)これまでとは違うはず。簡単でもないだろう。でもゴールはこれからも同じ。勝利すること、優勝することだ。そのためにすべてを出し切り、最後には胸を張っていたい。父さんのため、マイアミのため、そしてチームのためにもう1年やれる」
ヒート一筋20年
ハスレムは2003年にドラフト外からヒートと契約してNBAデビュー。その間に1度も移籍することなく、来季でキャリア20年目となる。
1球団での在籍期間が20年に到達するのは、ダーク・ノビツキーとコービー・ブライアントに次いで、ハスレムがNBA史上3人目だ。
▼一球団での在籍期間トップ5
- ダーク・ノビツキー(マブス):21年
- コービー・ブライアント(レイカーズ):20年
- ユドニス・ハスレム(ヒート):20年
- ティム・ダンカン(スパーズ):19年
- ジョン・ストックトン(ジャズ):19年
41歳だった昨季のハスレムは、13試合の出場で2.5得点を平均。2015~16年あたりからは主力ローテーションに入っておらず、メンター/ロッカールームリーダーが主な役割となり、ここ6シーズンでは合計58試合にしか出場していない。
なお一球団に14シーズン以上在籍した選手は、NBA史上15人のみ。その内の13選手がすでに殿堂入り、もしくは将来の殿堂入りを確実視されている(ダーク・ノビツキー)。ロールプレイヤーが14シーズン以上1球団でプレイしたケースは、ハスレム以外だと歴代NBAで元サンダーのニック・コリソンしかいない。
参考記事:「NBA」