【USA vs. ブラジル】D.ローズがユナイテッドセンターに復活、アメリカ代表が快勝
現地16日、チーム・USA対チーム・ブラジルのエキシビションゲームがシカゴで行われた。
デュラントやジョージ、ラブなどのスター選手が次々と離脱したことで戦力低下が懸念されていたアメリカ代表だが、センターのアンソニー・デイビスが20得点を記録する大活躍でチームを牽引。中盤にやや苦戦を強いられたものの、95対78で強豪ブラジルから快勝を挙げた。
この日はデリック・ローズにとって、ブルズ本拠地のユナイテッドセンターでの復帰戦。試合前のスピーチでローズがフロアに姿を見せると、観客席から盛大なスタンディングオベーションが巻き起こった。
▼ウォームアップ中のローズ
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ローズは24分間出場し、7得点、4リバウンド、2アシスト、3ターンオーバーを記録。得点はそれほど伸びなかったものの、まるで怪我前のような爆発力溢れるプレーを披露し、ファンたちに来季完全復活の期待感を与えた。
前半終了直前には、残り4.6秒からフルコートを駆け抜けてのブザービーターに成功。
▼デリック・ローズ、ハイライト
ブルズ監督で代表チームのアシスタントコーチを務めるトム・ティボデューは、ローズについて「順調に上達している」とコメント。「彼のプレーにとても満足している。ローズはゲームのリズムを見つけている。特に第4Qはゾーンディフェンスに対していいプレーをした」と自チームエースの仕上がりを高く評価した。
「ローズはサビを振り落しているところだ。彼の爆発力が戻ってきた。オフ・ザ・ボールの動きもいい。とても良い状態に仕上がっていると思う。ローズが怪我を体験しなければならなかったのは非常に残念なことだが、その逆境が彼をさらに強くしたんだ」
– トム・ティボデューHC
試合は折り返し地点でアメリカが8点のリード。第3Q終盤にブラジルの反撃を受け一時は5点差にまで詰め寄られたが、第4Q開始直後にアメリカは10-0のランで再び突き放し、最終的に95対78の大差で勝利を手にした。
▼USA対ブラジル、ゲームハイライト
チームUSAは、デイビスが20得点を挙げたほか、ジェイムス・ハーデンが18得点を記録。ブラジルは、ウィザーズのネネイやスパーズのスプリッタ-を筆頭に終始善戦したが、第4Qに入ってからアメリカの高い得点力に食らいついていくことができなかった。
チームUSAは20日にドミニカ、22日にプエルトリコとエキシビションゲームを行う予定。そして最終的にロスターを12人に絞り、30日から開催されるFIBAワールドカップ本戦に臨む。
Thumbnail via USA Basketball/YouTube
参考記事:「nba.com」