ゴールデンステイト・ウォリアーズが2連覇達成
ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地6月8日、クイックン・ローンズ・アリーナで行われたクリーブランド・キャバリアーズとの2018ファイナル第4戦に108-85で快勝。4勝0敗でシリーズを制し、球団史上初となる2連覇を達成した。
ファイナルがスウィープで決着したのは、2007年のスパーズ対キャブス以来11年ぶりで、NBA史上9回目となる。
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この日の試合は、ウォリアーズが序盤から終始キャブスを圧倒。第2Q半ばで一瞬リードを許してしまうが、すぐに主導権を奪い返してハーフタイムまでに9点差を付けると、第3Qを25-13でアウトスコアして早々と優勝を決めた。
後半に入ってからのキャブスはあまりエネルギーが感じられず、50-50のルーズボールなどもことごとくウォリアーズに奪われ、反撃の糸口をつかめなかった。
▼カリーがゲーム最多得点
ここ4年で3度目の優勝を手にしたウォリアーズは、第3戦で不調だったステフィン・カリーが7本のスリー成功から37得点を獲得。ケビン・デュラントは20得点、12リバウンド、10アシストで自身のプレイオフキャリアで初のトリプルダブルを達成し、2018年のファイナルMVPに選出された。
なおウォリアーズは、ロサンゼルス・レイカーズ、ボストン・セルティックス、デトロイト・ピストンズ、シカゴ・ブルズ、ヒューストン・ロケッツ、マイアミ・ヒートに次いで、2連覇を達成した7番目の球団となる。
敗れたキャブスは、レブロン・ジェイムスが23得点/8アシスト、ケビン・ラブが13得点、J.R.・スミスとロドニー・フッドがそれぞれ10得点をマーク。スウィープという残念な形に終わったものの、第4Q終盤にレブロンがベンチに下がった際には、ホームアリーナから盛大な拍手が送られた。
キャブスはカイリー・アービングを失ったことで、昨季以上にウォリアーズとの実力差が広がってしまった。今夏にはレブロンが来季オプションを破棄してFAになる可能性が高いと見られており、今年を境にイーストの勢力図が再び大きく変化する可能性もある。
なお試合後のインタビューによると、ファイナル第1戦以降のレブロンは右手を骨折した状態でプレイしていたらしく、第1戦の後にフラストレーションからホワイトボードを殴ったことが怪我の原因だという。
ボックススコア:「NBA」