ウェストブルックがキャリアハイ54得点もサンダーはペイサーズに敗北
現地12日に行われたオクラホマシティー・サンダー対インディアナ・ペイサーズ戦で、ラッセル・ウェストブルックが自己キャリア最多の54得点を獲得した。
40分出場したウェストブルックは、43本中21本のフィールドゴールに成功。54得点は、チームがオクラホマシティに移転して以来の球団史上最多記録タイとなる(2014年1月ウォリアーズ戦のケビン・デュラントとタイ)。シアトル・スーパーソニックス時代を含めても、1974年にフレッド・ブラウンがマークした58得点に次ぐ2位記録だ。
▼54得点、9リバウンド、8アシスト
また「Basketball Reference」のデータによると、ウェストブルックが放った43本のフィールドゴールアテンプト数は球団史上最多。サンダー/ソニックスの選手が1試合で40本以上のFGAを記録したことは、これまでに1度もなかった。
リーグ全体でも43本以上は2008年1月のコービー・ブライアント以来となり、今回のウェストブルックを除いて過去30シーズンでわずか3人しかいない。しかも1人の選手が43本以上のシュートを打ったチームは、10試合中8試合で敗北している。
この日のサンダーも、試合序盤で最大7点のリードを奪ったがすぐに追いつかれ、後半からは1度も逆転することなく、ホームのペイサーズに116-104で敗れた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
OKC | 32 | 19 | 25 | 28 | 104 |
IND | 29 | 27 | 26 | 34 | 116 |
勝利したペイサーズはシーズン成績37勝43敗で8位のネッツと並び、プレーオフ進出への希望を繋ぎとめることに成功。復帰4戦目となったポール・ジョージは、FG成功率33%の8得点といまいち振るわなかったが、第3Qのブザービータースリーや復帰後初ダンクを決めるなどして球場を沸かせた。
一方のサンダーは、重要な試合を落としただけでなく、ウェストブルックが今季16回目のテクニカルファウルを取られるという大打撃を受けた。
NBAのルール上、シーズン通算で16個目のテクニカルファウルを犯した選手には、1試合の出場停止処分が下される。リーグが判定を取り消さない限り、サンダーは13日のブレイザーズ戦にウェストブルック抜きで臨まなくてはならない。まさに崖っぷちだ。
ボックススコア:「NBA/Stats」