ラッセル・ウェストブルックが怒涛の3試合連続トリプルダブル!!
オクラホマシティー・サンダーのラッセル・ウェストブルックが、現地27日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で40得点、13リバウンド、11アシストを獲得する大活躍を披露。試合には敗れたものの、24日のペイサーズ戦と26日のサンズ戦に続き、3試合連続でトリプルダブルを記録するという快挙を達成した。
▼27日ブレイザーズ戦、40得点/13リバウンド/11アシスト
▼26日サンズ戦、39得点/14リバウンド/11アシスト
▼24日ペイサーズ戦、20得点/11リバウンド/10アシスト
4日/3試合のハードスケジュールでこのパフォーマンスはすごいとしか言いようがない。しかも27日はオーバータイム戦翌日のバック・トゥ・バックだ。
3試合連続でトリプルダブルを記録した選手は、2009年のレブロン・ジェイムス以来。過去20シーズンでは4人目となる。
▼過去20年の3試合連続トリプルダブル達成選手
2015年2月 | ラッセル・ウェストブルック |
2009年3月 | レブロン・ジェイムス |
2008年1月 | ジェイソン・キッド |
1997年4月 | グラント・ヒル |
22日のナゲッツ戦では、最初の3クォーターだけで21得点、17アシスト、8リバウンドを挙げており、もし第4Qをプレーしていれば4試合連続のトリプルダブルになっていた可能性が高い。ちなみにトリプルダブルの歴代連続試合記録は、1968年にウィルト・チェンバレンが達成した9試合。そこに1962年のオスカー・ロバートソン、1989年のマイケル・ジョーダンが7試合で続いている。
ウェストブルックはMVP候補?
最近のウェストブルックはやばい。すべての試合、すべてのポゼッションにおいて全力で相手を叩き潰そうとする凄まじいまでの闘争心がスクリーンを通して伝わってくる。
今季のウェストブルックは45試合で26.5得点(リーグ2位)、8.1アシスト(リーグ5位)、6.8リバウンド(ガードポジションでリーグ1位)、2.0スティール(リーグ2位)を平均。特に2月12試合のスタッツは、31.2得点、10.3アシスト、9.1リバウンド、FG成功率45.7%というとんでもない数字だ。トリプルダブル数は今季リーグ最多の5回を記録している。
元ブレイザーズで1996年新人王のデイモン・スタウダマイアーは、ウェストブルックを「新時代のアイバーソンになりつつある」と大絶賛した。
また、レイカーズのコービー・ブライアントは、ESPNのインタビュー番組に出演した際に「昔の俺と同じメンタリティを持っている」とウェストブルックを高く評価した。
「ゲームへのアプローチという面で言えば、(俺とウェストブルックは)100%同じだ。とにかく攻撃的で図太い」
– コービー
現在サンダーは32勝27敗でウェスタンカンファレンス8位。ウェスト4位でノースウェスト・ディビジョン首位のブレイザーズから7ゲームビハインドの位置につけている。もしサンダーがここから快進撃を続けてプレイオフ上位シードに食い込めるようならば、ウェストブルックがMVPレースの有力候補に挙がってもおかしくない。
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「ESPN」