ロビン・ロペスとNBAマスコットの因縁
センターのロビン・ロペスはマスコットが大嫌いだ。今回ニックス移籍を選んだのも、マスコットがいないチームだからではないかと思わされるほどで、チャンスがあればいろいろなチームの着ぐるみに虐待をはたらいている。
どうやらロペスは、子供のころからずっとマスコットに対して負の感情を抱いていたらしい。Bleacher Reportの取材で、マスコットを憎むようになった理由を明かした。
「初めてマスコットと出会った時の事を振り返ってみると…、彼らはあまり僕を受け入れてくれなかった気がする。僕は背の高い子供で、実際の年齢よりも上に見えたからからね。だから、マスコットたちからちゃんとした心遣いを受けたことがないと思う」
小さい頃にかまってもらえなかった…、それがロビン少年の心にマスコットへの嫌悪感を植えつけたらしい。なんとも理不尽な恨みだ。
またロペスは、リーグで1番嫌いなマスコットについてもコメント:
「デトロイト・ピストンズのマスコット『フーパー(Hooper)』が大嫌いだ。長い間、敵対している。理由はわからないけど、奴から突っかかってきたんだ」
– ロビン・ロペス
▼ロペス vs. フーパー
キャリアを通して数々のマスコットと対峙してきたロペス。中でも最も手強かった相手はメンフィス・グリズリーズの「グリズ(Grizz)」だという。
「僕に一杯食わせた唯一のマスコットはグリズだ。僕の背中に『Kick Me』の紙を貼りやがった。奴は和解を求めていると思ったんだけどね…、不意打ちだったよ」
▼ロペス vs グリズ
来季からニックスで新たなスタートを切るロペスだが、これからもマスコット狩りを意欲的に続けていく様子。次なるターゲットは、ニューオリンズ・ペリカンズのピエールに決めたようだ。
「名前はペリカンのピエールだったか…、あれを狙うつもりだ。世間もそれを求めていると思う。僕にしてみれば、人類のために仕事をしている感覚さ」
▼ロぺス vs. クラッチ
以前にもロペスはマスコットを攻撃する理由について、「天からのお告げ。僕は神の使命を受けている」と語っていた。口ではいろいろ言うものの、マスコットたちに愛を持って接しているのは一目瞭然だ。
参考記事:「Bleacher Report」