ウィザーズがタイ・ローソン獲得を検討か
元デンバー・ナゲッツのタイ・ローソンが、中国での1シーズンを経て、NBAにカムバックするかもしれない。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、ワシントン・ウィザーズがローソンの獲得を真剣に検討しているらしく、すでに契約の交渉を開始しているとのこと。現在ウィザーズは、エースのジョン・ウォールが膝の治療で長期欠場中。さらにバックアップPGのティム・フレイジャーも鼻の骨折で離脱しているため、ポイントガードが不足している状態だ(トーマス・サトランスキーも頭部の怪我で離脱しているが、オールスターブレイク前に復帰できる見込み)。
2009年にNBAデビューしたローソンは、キャリア8シーズンで12.7得点、6.0アシストを平均。ナゲッツに在籍した2014-15シーズンには平均15.2得点、9.6アシスト(リーグ3位)を記録し、チームの1シーズン通算アシスト記録を塗り替えるなどリーグトップクラスのPGとして大活躍していたが、飲酒運転の不祥事があってナゲッツを放出されて以降はパフォーマンスが大きく低下し、移籍を繰り返すジャーニーマンとなっていた。
なぜかルーキーシーズンからスリー成功率が右肩下がりのローソン(1年目の41%から昨季はキャリアワーストの28.8%)だが、昨季キングスでのプレイを見る限り、スコアリングで苦戦していたものの、スピードがあってペネトレーションからのパスも上手く、バックアップPG(のバックアップ)としてはまだ通用しそうな印象。昨季4月11日のサンズ戦では、キャリア初のトリプルダブルを達成した。今季はNBAチームと契約せず、中国のリーグでプレイしている。
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参考記事:「ESPN」