ウルブズが14年ぶりのプレイオフ進出!!!
ついにこの日が来た!ミネソタ・ティンバーウルブズが現地11日、シーズン最終戦となったホームでのデンバー・ナゲッツ戦に、オーバータイムに及ぶ死闘の末、112-106で勝利。8位シードでのプレイオフ進出を決めた。
ウルブズがプレイオフに出場するのは、ケビン・ガーネットがMVPを受賞してチームをカンファレンスファイナルに導いた2003-04シーズン以来初で14年ぶりとなる。
プレイオフ最終枠を争う試合に相応しい大接戦となったこの日の直接対決は、大部分で主導権を握ったウルブズが第4Q残り4分20秒で8点リードを奪取するも、そこからナゲッツがニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーを先頭に猛反撃を仕掛け、残り時間2分を切ったところで同点。ナゲッツが流れを引き寄せたかに見えたが、対するウルブズはタージ・ギブソンの好守備で逆転を許さず、両チームともラスト2分間は無得点のまま、試合は延長戦にもつれ込む。
▼ギブソンは正念場でヨキッチをシャットダウン
OTに入ってからも一進一退の攻防が続き、残り2分30秒でナゲッツが1点差を奪うが、ウルブズはジェフ・ティーグのフローターで逆転すると、そこから最後までリードを維持。ギブソンが引き続き素晴らしいディフェンスを見せて、OT残り2分間でナゲッツの得点をゼロに抑えつつ、残り時間14秒には今季FT成功率64%のアンドリュー・ウィギンスが、プレッシャーをはねのけて決勝点となる2本のフリースローを沈めた。
ウルブズは、復帰から3試合目のジミー・バトラーがチームハイの31得点、カール・アンソニー・タウンズが26得点/14リバウンドのダブルダブルをマーク。プレイオフ第1ラウンドでは、首位のヒューストン・ロケッツと対戦する。
一方で惜しくもポストシーズン進出を逃したナゲッツは、ヨキッチが35得点/10リバウンド、ウィル・バートンが24得点、マレーが20得点で大奮闘。ヨキッチは最初の3ピリオドでFG17本中12本成功と絶好調だったが、勝負所ではギブソンのディフェンスに苦戦。さらにスタミナ切れもあったのか、第4Q残り4分以降では5本すべてのショットに失敗してしまった。
今季のナゲッツは46勝36敗の好成績を収めたが、それでもプレイオフに届かないというのがウェスタンカンファレンスの厳しさを物語っている。46勝以上でプレイオフを逃したのは、2013-14シーズンのフェニックス・サンズ(48勝34敗)以来初となる。
ボックススコア:「NBA」