新生キャバリアーズがプレシーズン初戦でユーロリーグ王者に圧勝
レブロン・ジェイムスの復帰により今季優勝候補の一角として注目を集めるクリーブランド・キャバリアーズは5日、プレシーズン最初の試合で2014年ユーロリーグを制したイスラエルのマッカビ・テルアビブと対戦。107-80で快勝し、そのポテンシャルの高さを見せつけた。
レブロンのチーム復帰後初得点となるスリーポイントシュートで試合をスタートしたキャブス。アンセルフィッシュなボール回しと得意のトランジションオフェンスで序盤から主導権を握り、59対44の15点リードで前半を折り返した。
後半に入ってからもキャブスの勢いは衰えるどころかディフェンスが一層と引き締まり、第3Qにはディオン・ウェイターズの12得点を筆頭に28-16でテルアビブをアウトスコア。試合を通して64-36という圧倒的マージンでリバウンドを制したキャブスが、デイビッド・ブラット新HCの古巣相手に、プレシーズン初戦を大勝利で飾った。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
MTA | 24 | 20 | 16 | 20 | 80 |
CLE | 30 | 29 | 28 | 20 | 107 |
▼キャブス対テルアビブ、ゲームハイライト
約4年ぶりにキャブスユニフォームで試合に臨んだレブロンは、前半だけで12得点、4リバウンド、4アシストをマーク。先日から腰の不調を訴えていたため、大事を取って後半は出場していない。
同じくキャブスデビュー戦となったケビン・ラブは、23分の出場で8得点、11リバウンドとまずまずの仕上がり。前半にディフェンス面でややスローなところがみられたものの、後半からは持ち直し、第3Qには得意のアウトレットパスを披露した。
FIBAワールドカップでMVPを受賞したカイリー・アービングは、チームハイの16得点を記録。ビッグスリーの中で最も輝いていたと言ってもいい。
この日のアービングはボールを独占することなく、新HCのオフェンスシステム下で効率よく役割をこなすことができていた。そして何よりもディフェンス面が好調で、特にボールスクリーンに対する守りに奮迅していた印象だ。まだプレシーズンのたかが1試合なので何とも言えないが、ワールドカップでの経験が大きなプラスになったのかもしれない。
▼アービング16得点
参考記事:「nba.com」