【プレシーズン】ウィザーズがブルズに勝利、ローズは14分で11得点
プレシーズンとは思えないほどフィジカルな試合となった6日のシカゴ・ブルズ対ワシントン・ウィザーズ戦。デリック・ローズの復帰とパウ・ガソルのデビューにユナイテッド・センターは大いに盛り上がったが、最後に勝利を手にしたのはアウェイのウィザーズだった。
試合最初のフィールドゴールを決めたのはローズだ。開始30秒でドライブからのフローターを沈めると、続けてスリーポイントと2本のレイアップを成功させ、第1Q最初の5分間で9得点を挙げた。
ローズは14分の出場時間で11得点、4リバウンドを記録し、後半からは出場していない。
この日は試合開始早々から一触即発の場面も。ポール・ピアースとジミー・バトラーがハードファウルをきっかけに口論となり、それを止めに入った(?)ジョアキム・ノアがもう少しでピアースと殴り合いのけんかをはじめるところだった。
ブルズのトム・ティボデューHCやレフリーが即座に割って入ったため、事態は何事もなく収集した。
第3Qに入ると、今度はケビン・セラフィンがバトラーにハードファウル。バトラーはウィザーズから目の敵にでもされているのか…。
この日のファウルコール数は、両チーム合計で57回にのぼった。とてもプレシーズンとは思えない。
試合は第4Q残り7分でブルズの2点リードだったが、ウィザーズがそこから巻き返し85対81で勝利を収めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
WSH | 25 | 20 | 19 | 21 | 85 |
CHI | 21 | 23 | 19 | 18 | 81 |
ウィザーズは、サマーリーグMVPのグレン・ライスJr.がゲームハイの18得点を記録。マーチン・ゴータットは13得点、10リバウンドのダブルダブルを獲得した。
ブルズは、ルーキの二コラ・ミロティッチが5本中3本のスリーを沈め、チームハイの17得点をマーク。最初は緊張した様子でおとなしかったが、ゲーム終盤から突然火がつき、第4Qのブルズのフィールドゴール6本中5本を一人で決めた。
▼二コラ・ミロティッチ、ハイライト
トランジションでボールを運んで、そのままプルアップスリーを打つパワーフォワードはなかなかいない。今後が非常に楽しみな選手の一人だ。