パウ・ガソル、スパーズと契約合意へ
今夏FAのメインイベントだったケビン・デュラント争奪レースが終わり、ようやくサンアントニオ・スパーズが動いた。
The Verticleの報道によると、FAのパウ・ガソルが現地4日、スパーズと2年/3000万ドル~の契約で合意。2年目はプレーヤーオプションになるという。
ガソルはトロント・ラプターズやポートランド・トレイルブレイザーズからも勧誘を受けていたそうだが、報道によれば、スパーズのタレントや歴史、グレッグ・ポポビッチHCとの関係を考慮して、今回の決断に至ったという。昨季のガソルは、シカゴ・ブルズで72試合にスタメン出場し16.5得点、11.0リバウンド、4.1アシスト、2ブロックを平均した。
▼ブレイザーズ戦、トリプルダブル
昨季のサンダーやウォリアーズとのマッチアップを見る限り、スパーズが必要としていたのは、機動力が高くて、リム守備/リバウンドに強く、スクリーンからハードにロールしてフィニッシュできるような、若くてアスレチックなビッグマンなのかもしれないが、個人的にガソルは大好きだった選手の1人なので、ファンとして純粋に嬉しい。間違いなく即戦力だ。
ガソルはアンセルフィッシュでバスケットボールIQの高いとてもスパーズらしいプレーヤーで、ポストからパスをさばく能力は、センターポジションの中で今でもリーグ屈指。昨季はやや停滞していたチームのボールムーブメントが、再びフル稼働し始めるきっかけになるかもしれない。
その一方で、スパーズはガソル用のキャップスペース確保のため、ボリス・ディアウの放出を検討しているとのこと。また、ティム・ダンカンが引退に傾いているという不安な報道も出ている。複雑な気分だ…。
Image by Etay Alony
参考記事:「Yahoo Sports」