スポーツ選手長者番付でレブロンが2位、NBAからは3人がトップ10にランクイン
米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」が、毎年恒例の「スポーツ選手長者番付トップ50(The Fortunate 50)」を発表した。NBA勢からはトップ10に3人、トップ50では13人がランクインしている。
今年最も稼いだアスリートは、ボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニア。年収は9000万ドル(約92億円)のダントツ1位で、昨年に引き続き2年連続でトップに輝いた。
NBAからは、レブロン(2位)、コービー(4位)、デリック・ローズ(7位)の3人がトップ10入り。他には、NFLのドリュー・ ブリーズ(3位)やタイガー・ウッズ(5位)、MLBのアレックス・ロドリゲスなどが上位に食い込んだ。
NBA選手のランキング内訳は以下の通り:
2位:レブロン・ジェームズ(ヒート) – 5654万ドル(約58億)
NBAで最も稼いだのはレブロン・ジェームズ。チームからの年棒は1754万ドルで、他のMAX契約選手に比べやや少ない(ジョー・ジョンソンやアマーレ・スタウダマイアー以下)が、Nikeやサムスンなどスポンサーからのエンドースメントが3900万ドル(約40億円)にのぼった。レブロンは広告出演料が世界一高いアスリートだ。ユニフォームの売り上げはNBAで2位。
団体スポーツ選手で長者番付トップ2位につけるのは、2004年のシャキール・オニール以来、9年ぶりとなる。
4位:コービー・ブライアント(レイカーズ)- 4685万ドル(約48億円)
2012-13年度のチーム契約金は2785万ドルとNBAダントツ1位のコービー。ユニフォーム売上はNBAで4位。Nikeとの大口スポンサー契約の他、車メーカーの「Smart」やPCメーカーの「Lenovo」ともエンドースメントを結んでいる。
すでに34歳で引退がチラつき始めたコービーだが、来季の年棒は3045万ドル。このペースでいけば、NBA史上最も稼いだプレイヤーになる日もそう遠くない?
7位:デリック・ローズ(ブルズ)- 3340万ドル(約34億円)
今季全試合を欠場したにもかかわらず、ローズはアスリート長者番付7位。しかし決して給料泥棒というわけではない。ユニフォームの売り上げはNBA5位で、プレイしようがしまいが、ローズがいるだけでチームはかなり儲かっているはず。
ローズが上位にランクインした理由は、Adidasとの年間1000万ドルの契約が大きい。
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11位:ドウェイン・ウェイド(ヒート)- 2868万ドル(約29億円)
12位:ケビン・デュラント(サンダー)- 2767万ドル(約28億円)
16位:カーメロ・アンソニー(ニックス)- 2530万ドル(約25億円)
・ユニフォーム売上げはNBAでナンバー・ワン!
24位:アマーレ・スタウダマイアー(ニックス)- 2345万ドル(約24億ドル)
・ニックスとの契約金はアンソニーよりも多い。払い過ぎ?
31位:ドワイト・ハワード(レイカーズ)- 2194万ドル(約22億4000万円)
33位:クリス・ポール(クリッパーズ)- 2158万ドル(約22億円)
35位:ダーク・ノビツキー(マーベリックス)- 2130万ドル(約21億7000万円)
・チーム契約金はNBA2位(2090万ドル)だが、他の上位選手に比べ広告出演料が少ない。
37位:パウ・ガソル(レイカーズ)- 2110万ドル(約21億5000万円)
43位:ジョー・ジョンソン(ネッツ)- 1995万ドル(約20億4000万円)
47位:クリス・ボッシュ(ヒート)- 1854万ドル(約19億円)
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ヒートから3人、レイカーズから3人、ニックスから2人が長者番付にランクインした。改めて見てみると、この3チームのサラリーキャップが悲鳴をあげている様子がうかがえる。ヒート、ニックスは躍進しているからいいものの、レイカーズは…。
ソース:「Sports Illustrated」