【GSW-HOU第1戦】ウォリアーズが26点差でロケッツを撃破、カリーは24得点も足首負傷
ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地17日、オラクルアリーナで行われたヒューストン・ロケッツとのウェスタンカンファレンス第1ラウンド第1戦に104-78で圧勝。レギュラーシーズン73勝を達成した勢いのまま、プレーオフ初戦で昨季カンファレンスファイナルの対戦相手を26点差で撃破し、シリーズを1勝0敗とした。
この日のウォリアーズは、序盤から攻守でロケッツを完全に圧倒。ステファン・カリーの第1Q16得点/6リバウンドを筆頭に、最初のピリオドを33-15で上回ると、ハーフタイムにはリードを27点に拡大し、その後も大部分で20点差を維持して余裕の勝利を収めた。
▼カリー、24得点
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
HOU | 15 | 18 | 27 | 18 | 78 |
GSW | 33 | 27 | 22 | 22 | 104 |
ウォリアーズは、カリーがわずか20分の出場で5本のスリーを沈め、チームハイの24得点を獲得。クレイ・トンプソン(16得点)はFG14本中4本成功とシューティングが不調気味だったものの、ディフェンス面で活躍して、ジェイムス・ハーデンをFG成功率36.8%の17得点、6ターンオーバー、フリースロー0本に抑えるのに貢献した。ハーデンが1試合でフリースローアテンプト数0本に終わったのは、2015年1月2日のペリカンズ戦以来初となる。
「(ハーデンに対して)ジャンプしてはだめだ。さもないと体をぶつけられ、フリースリーラインに立たせることになる」
– クレイ・トンプソン
さらにオフェンス面でもウォリアーズは、オフ・ボールの守備がやや苦手なハーデンをチームプレーで攻撃。カリーがスクリーナーとなってスイッチを起こさせ、ローテーションやヘルプディフェンスで混乱するハーデンの隙をついて得点をあげるシーンが連続で見られた。
▼例1(via @EricApricot)
▼例2
ロケッツはハーデンの17得点の他、ドワイト・ハワードが14得点/11リバウンドのダブルダブルをマーク。二桁得点をマークしたのはこの2人のみで、チーム合計で24ターンオーバーとミスが目立った。
この日の試合は、プレーオフらしく序盤からフィジカルにヒートアップし、カリーとパトリック・ビバリーが一瞬揉み合いになる場面も:
カリーは試合後、「ビバリーはダーティープレーヤーだと思うか?」という記者からの質問に対して、「ノー」と答えている。
「彼はアグレッシブなプレーヤーだ。ハードにプレーしている。彼流のやり方で相手を苛立たせようとするが、それをダーティーだとは少しも思わない」
– ステファン・カリー
なおカリーはこの試合で第2Q残り2分に右足首を捻挫。その後、一時試合に戻ったものの、第3Q開始から3分で再びチェックアウトした。カリー自身は怪我について、「僕が離脱するというシナリオは考えられない」とコメントしたが、スティーブ・カーHCは第2戦への出場について「不確か」としている。
「この先2日でカリーがどんな状態か様子を見て、それから検討する」
– スティーブ・カー
ウォリアーズとロケッツの第2戦は、現地18日にオラクルアリーナで行われる。
ボックススコア:「NBA」