【SAS-MEM第3戦】レナードがプレーオフキャリア最多タイの32得点、スパーズがシリーズ王手へ
現地22日にフェデックス・フォーラムで行われたサンアントニオ・スパーズ対メンフィス・グリズリーズのシリーズ第3戦は、第4Qの接戦を制したスパーズが96-87で勝利。シリーズを3勝0敗とし、第2ラウンド進出にリーチをかけた。
シリーズ最初の2試合は平均29点差のワンサイドゲームに終わったが、第3戦はスタメンをザック・ランドルフ5番のスモールラインアップに変更したホームチームのグリズリーズが最後まで大健闘。第2Q序盤の13点ビハインドから気迫のディフェンスでじわじわと巻き返し、1点差で試合を折り返すと、第3Qもオフェンスリバウンドとインサイドの得点を武器にスパーズと互角以上の戦いをし、第4Q開始までに1点リードを奪った。グリズリーズが第1Q以降でリードしたのは、シリーズ3試合でこの日が初めてとなる。
第4Qに入ると、守備を引き締めたスパーズが再び主導権を掌握。グリズリーズは僅差で食い下がろうとするも、スパーズの2点リードで迎えた残り時間4分から、カワイ・レナードが8得点、1スティール、1ブロックと攻守で大活躍して勝負を決めた。
▼レナード
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 26 | 18 | 26 | 26 | 96 |
MEM | 18 | 25 | 28 | 16 | 87 |
この日のスパーズは、レナードがプレーオフ自己ベストの32得点(スリー成功6本)、7リバウンド、2アシスト、5ブロック、4スティール、0ターンオーバー、0ファウルと、ほぼ完璧なパフォーマンスでチームを牽引。グリズリーズのランドルフは試合後、レナードのことを「サイレント・アサシン」と大絶賛した。
「カワイ・レナードは(ツーウェイ・プレーヤーとして)リーグでトップ2~3を争う選手だろう。奴はサイレント・アサシンだ」
– ザック・ランドルフ
レナードの他には、ラマーカス・オルドリッジが16得点、10リバウンドのダブルダブルをマーク。マヌ・ジノビリとダニー・グリーンはそれぞれスリー3本成功の11得点で勝利に貢献した。
▼グリーンは絶好調
グリズリーズは、ランドルフがチームハイの20得点/11リバウンド、マット・バーンズが42分の出場で17得点/11リバウンドを記録。試合には敗れたものの、最後までハードに戦ったチームに向けてスタジアムのファンたちから大きな拍手が送られた。
グリズリーズの生き残りをかけた第4戦は、現地24日に引き続きメンフィスで行われる。
ボックススコア:「NBA」