【HOU-OKC第2戦】ロケッツが第3Qの二桁点差から逆転勝利
現地19日にトヨタセンターで行われたヒューストン・ロケッツ対オクラホマシティー・サンダーの第2戦は、第4Qの接戦を制したロケッツが115-111でサンダーを破り、シリーズ2連勝。ラッセル・ウェストブルックはプレーオフ史上初の50得点トリプルダブルを達成するも、正念場であまり良いプレイができず、チームを敵地での勝利に導くことができなかった。
この日の試合は、開始5分で16-4の好スタートを切ったサンダーが序盤から主導権を握り、第3Q残り3分で12点リードを奪取。対するロケッツは、ウェストブルックがベンチに下がると同時に9連続得点で猛反撃に出ると、第3Q最後のポゼッションではジェイムス・ハーデンがスリーを沈め、一気に3点差まで巻き返す。
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サンダーは、通常よりも早いタイミングでウェストブルックをフロアに戻し、最終ピリオド開始30秒で5連続得点をあげてリードを8点に広げるも、ロケッツはセカンドユニットが大奮闘して、第4Q残り8分でこの日初の逆転に成功。さらにロケッツは同点で迎えた残り3分から、パトリック・ビバリーとエリック・ゴードンが連続でスリーを沈めるなどして10-0のランを展開し、そのまま最後まで逃げ切った。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
OKC | 35 | 33 | 21 | 22 | 111 |
HOU | 26 | 36 | 24 | 29 | 115 |
ロケッツは、ハーデンが35得点、8アシストを記録。前半はジャンプショットが安定しなかったが、フリースローで点を稼ぎ、終盤からはプルアップスリーなどの難しいショットも決まるようになった。他にはゴードンとルー・ウィリアムズのベンチコンビが活躍し、それぞれ22得点と21得点をあげている。
▼ハーデンvsウェストブルック
サンダーは、ウェストブルックが51得点、13アシスト、10リバウンドをマーク。最初の3ピリオドはFG25本中13本成功と圧巻のパフォーマンスだったが、最終ピリオドに入ってからは疲労もあったのか、強引なタフショットを繰り返しミスするという悪いパターンにはまってしまい、第4Qだけで18本中14本のフィールドゴールに失敗している。
ウェストブルックの他には、アンドレ・ロバーソンが12得点、8リバウンド、3ブロックを記録。第1戦よりもプレイタイムが大きく増えたダグ・マクダーモットは、4本中3本のスリーを沈めて11得点を獲得した。サンダーはただでさえ深刻なシューター/スペーシング不足なので、もう少しマクダーモットに出場の機会を与えてもいいかもしれない。
ロケッツとサンダーのシリーズ第3戦は、現地21日にオクラホマシティーで行われる。
ボックススコア:「NBA」