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ウィギンス ラブ トレード
2014 8 25

ラブ⇔ウィギンスのトレード成立、シクサーズはエンビードの恩人を獲得

アンドリュー・ウィギンス, ウルブズ, キャブス, ケビン・ラブ, シクサーズ, ジョエル・エンビード, トレード, ルーク・バー・ア・ムーテ 0

現地23日、ケビン・ラブとアンドリュー・ウィギンスのトレードがついに正式なものとなった。今回のトレードに関与したのはクリーブランド・キャバリアーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの3チームで、それぞれ以下の選手や権利を放出/獲得する。

チーム 放出 獲得
キャブス アンドリュー・ウィギンス
アンソニー・ベネット
ドラフト指名権(2015)
ケビン・ラブ
ウルブズ ケビン・ラブ
ルーク・バー・ア・ムーテ
アレクセイ・シュベッド
アンドリュー・ウィギンス
アンソニー・ベネット
タディアス・ヤング
シクサーズ  タディアス・ヤング ルーク・バー・ア・ムーテ
アレクセイ・シュベッド
ドラフト指名権(2015)

キャブス/ウルブズ間のトレードは数週間前ですでに合意が報じられていたが、ルーキー契約のルール上、キャブスは30日間ウィギンスを放出できなかったため、解禁日となる23日まで正式な成立を待たなければならなかった。

トレード発表後、キャブスのレブロン・ジェイムスはTwitterでラブに向けてメッセージを投稿:

Welcome to the Land @kevinlove!

— LeBron James (@KingJames) August 23, 2014

「ザ・ランド(クリーブランド)へようこそ」
– レブロン

同じくポイントガードのカイリー・アービングもラブ加入を歓迎した:

Welcome to Cleveland Wes @kevinlove

— Kyrie Irving (@KyrieIrving) August 23, 2014

「ウェス、クリーブランドへようこそ」
– アービング

アービングのいうWes(ウェス)とは、YouTubeで大反響を呼んだペプシCM「Uncle Drew」でラブが演じた役名だ。

▼アンクル・ドリュー、パート2: 夢のコンビが本当に実現した

また、キャブスはトレード成立直後、すでにウィギンスのチームユニフォームを購入してしまったファンたちに向け、全額返済もしくは商品交換のオプションをオファーし始めた。ウィギンスがスーパースターに成長する可能性を考えると、このレアアイテムを返品してしまうのは少しもったいない気もする。

報道によると、ラブはキャブス移籍後、背番号を「42」から「0」に変更する様子。ウルブズでは、ウィギンスが「22」番、ベネットが「24」番、ヤングが「33」番をそれぞれ使用する予定だという。

バー・ア・ムーテとエンビード

バー・ア・ムーテ
ルーク・バー・ア・ムーテ
By TonyTheTiger via wikimedia commons

今回のトレードではラブとウィギンスの2選手に主な注目が集まっているが、見方によってはシクサーズも非常に価値のあるアセットを手に入れた。ウルブズから獲得したルーク・バー・ア・ムーテだ。

バー・ア・ムーテは、2014年ドラフトでシクサーズから全体3位指名を受けたジョエル・エンビードと同じアフリカのカメルーン共和国出身。エンビードがプロを志すきっかけを作った人物といっても過言ではない。

バー・ア・ムーテとエンビードが最初に出会ったのは、2011年にカメルーンで行われたバスケットボール・キャンプ。もともとエンビードはバレーボールのプロ選手を目指していたらしく、本格的にバスケを始めたのは15歳からだった。キャンプでコーチを務めたバー・ア・ムーテは、当時まだまだ素人だったエンビードの才能とサイズに惚れ込んだという。

「まるで長年バスケをプレーしてきた選手のような動きだった」
– ルーク・バー・ア・ムーテ

やはり天才はいるらしい。それから間もなく、バー・ア・ムーテはエンビードを2度目のキャンプに招待し、そこで彼のプレーヤーとしての将来性を確信。エンビードの父親を自ら説得し、エンビードにアメリカへのバスケットボール留学を決意させた。

▼3年前のエンビード、バー・ア・ムーテのキャンプにて

Caption this….. #TBS 3 years ago at @mbahamoute s camp pic.twitter.com/iP6g5pGzft

— Joel Embiid (@JoelEmbiid) August 23, 2014

17歳で渡米したエンビードは、バー・ア・ムーテの母校であるフロリダ州モントベルドアカデミーに入学するが、最初の年は経験・実力不足からベンチウォーマーとして過ごすことになる。しかし翌年に同じフロリダ州のザ・ロック・スクールに転校してから才能を開花させはじめ、一躍全米の大学から注目されるアスリートとなった。この時に転校先を紹介したのもバー・ア・ムーテだ。

高校卒業後、エンビードはバスケの名門校カンザス大に進学。腰の負傷によりNCAAトーナメントに出場することはできなかったが、レギュラーシーズンでの活躍とポテンシャルの高さが大いに認められ、NBAスカウトたちからウィギンスやジャバリ・パーカーと並びドラフトトップ指名候補の評価を受けた。ドラフトエントリーを決める際も、エンビードは真っ先にバー・ア・ムーテに相談したという。

今回のトレードにより、出会いから3年を経て同じシクサーズでプレーすることとなったカメルーン出身の2人。ディフェンスに定評のあるバー・ア・ムーテだが、今のところチームの戦力に大きなインパクトを与えられるような選手ではない。それよりもエンビードの良き助言者、指南役として、シクサーズに長期的な恩恵をもたらすような気がする。

ルーキーにとって、恩人であり、気心の知れた兄的な存在がいつも近くにいることは、相当な心の支えとなるはず。特に、ドラフト3位指名という周囲からの大きな期待を背負いながら、怪我を乗り越えてのNBAデビューを目指すエンビードにとってはなおさらだ。

ちなみにバー・ア・ムーテは、大学時代にUCLAでケビン・ラブと共にプレーしている。

Thumbnail by BasketballElite/Flickr

参考記事:「SB NATION」

チームUSA、FIBA杯の最終ロスター12名を発表 ヒートはM.ビーズリーとの再契約に興味なし?ディフェンスとプロ意識の低さが不安材料

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