ウィザーズのビールがキャリア最多の51得点
ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールが、現地5日にモダセンターで行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で37本中21本のショットを決めて、51得点を獲得。エースのジョン・ウォールが離脱中で、さらにバック・トゥ・バックの2試合目と厳しい状況の中、自己キャリア最多記録を更新して、チームを106-92の快勝に導いた。
前日のジャズとのロードゲームでは、球団史上ワースト2位の得点差(47点)で大敗したウィザーズだが、この日の試合では序盤から絶好調だったビールが前半19得点でチームを引っ張り、主導権を掌握。後半にはリードを最大で22点に広げ、第4Q終盤で一時9点差まで巻き返されたが、そこから7-2のランで試合をクローズして余裕の勝利を収めた。2000年以降のウィザーズで50得点に到達したのは、マイケル・ジョーダン、ギルバート・アリーナス(3回)、ジョン・ウォールに次いで、ビールが4人目となる。
「これまでは無駄に考えすぎていた。今日はとにかく自由に、楽しみながらプレイできた」
– ブラッドリー・ビール
ビールはオールラウンドなスコアラーとして着実に進化している。これまではシューターという印象が強かったが、今季はタイトなスペースをドリブルで突破してショットクリエイトするなど、ボールハンドラーとしてのクリエイティブさも成長しており、リムでのフィニッシュやファウルのドローも上手くなった。ウォールほどではないにしても、ピック&ロールで見せるマーチン・ゴータットとの息もぴったりだ。
ウィザーズ(13勝11敗)はビールの他、ビールに50点超えのアシストを出したケリー・ウーブレイJr.が14得点をマーク。敗れたブレイザーズ(13勝11敗)は、デイミアン・リラードが30得点、9アシスト、8リバウンドを記録している。
Image by Keith Allison
ボックススコア:「NBA」