ラッセルの逆転ブザービーターでレイカーズが4年ぶりの4連勝
現地9日にステイプルズ・センターで行われたロサンゼルス・レイカーズ対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦は、ディアンジェロ・ラッセルが試合終了のブザーと同時に逆転のスリーポイントショットに成功。カール・アンソニー・タウンズとアンドリュー・ウィギンスがそれぞれ40得点以上を獲得したウルブズを抑え、レイカーズが110-109で勝利を手にした。
2点差で迎えた試合最後のポゼッション、ウルブズの攻撃を阻止したレイカーズは、ファーストブレイクからメッタ・ワールド・ピースがコーナースリーに失敗するも、ジュリアス・ランドルがオフェンスリバウンドを確保し、ウィングでノーマークだったラッセルにパス。ラッセルが放ったスリーは、一度リムに弾かれながらも上手くバウンスしてネットをくぐり、逆転のブザービーターとなった。
これでレイカーズは、2013年3月以来4年ぶりとなる4連勝を達成した。現在チームはフェニックス・サンズから1.5ゲーム上のリーグワースト3位で、このままシーズンを終えた場合、レイカーズが2017年ドラフトで上位3位指名権を獲得する確率は46.9%(ワースト2位なら55.8%)。もし上位3位から漏れれば、レイカーズの指名権はフィラデルフィア・76ersに移ることになる。
サンズよりも順位を落とせば、それだけ指名権をキープできる可能性が高くなるので、球団にとってはあまり好ましくないタイミングでの連勝だったと言えるかもしれないが、競争者である選手たちにとって勝利は勝利。特に同日の朝に祖母を失くしたラッセルにとって、この日の勝利は特別な意味を持つという。
「神様が最後のショットを可能にしてくれた。あのショットは祖母に捧げたい。正直なところ、今日の試合に出場するつもりはなかった。本当に神様のおかげだ」
– ディアンジェロ・ラッセル
一方で、敗れたウルブズは、タウンズが40得点/21リバウンド、ウィギンスが41得点で大活躍。2人の選手が同じ試合で40得点以上を記録したのは、ウルブズ史上初となる。
▼タウンズ&ウィギンス
ボックススコア:「NBA」