デアンドレ・ジョーダンがジャンプボールからフルコートのティップパス
ロサンゼルス・クリッパーズのデアンドレ・ジョーダンが、現地22日のトロント・ラプターズ戦後半に、反対側のコートでのジャンプボールからアシストを挙げるという珍しいプレーをやってのけた。
ルイス・スコラ相手に圧倒的高さでジャンプボールを制し、バレーのサーブのような感じでフロントコートにボールをティップ。真っ先に走り出していたウェズリー・ジョンソンがそれに追いつき、イージーなダンクを決めた(トラベリングっぽいけど…)。
J.J.レディックとジョーダンの連続得点により11-6のランで試合をスタートしたクリッパーズだが、第1Qの中盤からはやくもリズムが崩壊。前半はFG成功率38%、3P成功率25%、13ターンオーバーの失態で34点しかスコア出来ず、その一方でラプターズに63得点を許してしまい、ハーフタイムまでに29点のリードを奪われた。
後半に入ると、クリッパーズはディフェンスを引き締めて反撃を開始する。ラプターズのクォーター得点を8点に抑えて第3Q終了までに点差を16点に縮めると、さらに第4Q序盤にセカンドユニットが奮闘し、残り時間7分30秒で6点差までカムバック。しかしそこからクリス・ポールやブレイク・グリフィンらスター選手の調子が上がらず、再びリードを二桁に広げられて敗北した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
TOR | 33 | 30 | 8 | 20 | 91 |
LAC | 23 | 11 | 21 | 25 | 80 |
ラプターズは、デマーレ・キャロルとデマー・デローザンが21得点、ルイス・スコラが20得点と、3選手が20点以上を記録。他にもカイル・ローリーが13得点、10アシストをマークし、チームの後半得点がわずか28点ながら、アウェイで最後まで逃げ切ることに成功した。
一方のクリッパーズは、二桁得点を獲得できたのが、レディック(17得点)とCP3(13得点)、ジョーダン(13得点)の3選手のみ。グリフィンは10本中4本のFG成功で9得点、6ターンオーバーと精彩を欠いていた。
これでクリッパーズは過去9試合中7試合を落とし6勝7敗。クリス・ポールが移籍して以来で最悪のシーズンスタートだ。ドック・リバースHCも頭を抱えている。
YouTubeでは、今季チームの不振に失望したクリッパーズファンによる自作ラップが話題に:
『Orange County Register』によると、試合後のクリッパーズロッカールームでは、ジョシュ・スミスとコーチングスタッフの1人が口論になっていたとのこと。厚い壁から外に声が漏れるほどの大声で怒鳴り合っていたという。
口論の詳細については明かされていないが、リバースHCは「今日のようなプレーをして負けた後のロッカールームはいつもこんな様子だ。大したことじゃない」とコメントした。
「負けが続いているからだよ。試合中はいろいろなことが起こる。フラストレーションのレベルは試合結果により上下するんだ。それは自分自身や他人に対する寛容さのレベルでもある。とにかく結果が精神状態を左右するんだ」
– J.J.レディック
ボックススコア:「NBA」