ルカ・ドンチッチがラスト1分30秒での7連続得点でマブスを勝利に牽引
“ルカ・マジック”再び。これほどクラッチタイムに強いルーキーは、ドウェイン・ウェイド以来だろうか?
ダラス・マーベリックスは現地11日、ターゲットセンターで行われたミネソタ・ティンバーウルブズとの試合に119-115で勝利。マブス新人のルカ・ドンチッチが29得点、12アシスト、8リバウンドと、あと一歩でトリプルダブルの大活躍を見せた。
この日の試合は、第4Q残り6分を切ったところでマブスが10点リードを奪取するが、対するウルブズはカール・アンソニー・タウンズを中心に16-5のランで猛反撃を仕掛け、残り時間1分40秒で逆転。ターゲットセンターの熱気も最高潮に達し、このままホームチームのウルブズがペースを握るかと思われたが、そこからドンチッチがステップアップしてマブスを勝利へと導く。
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まずドンチッチは、2ポゼッション連続でピック&ロールからタフショットのフローターとダンクに成功。1点ビハインドで迎えた残り30秒には、不注意なインバウンズパスからターンオーバーを出す痛恨のミスを犯してしまうが、味方のハッスルプレイにより再びドンチッチの手にボールが渡ると、そのまま逆転弾となるプルアップスリーをタウンズの上から沈めた。
ドンチッチは、スキルレベルの高さもさることながら、正念場で致命的なミスを犯した直後にもかかわらず、プルアップ・スリーといった大胆なショットを躊躇なく放てるメンタルの強さが凄すぎる。本当に19歳の新人か?
ドンチッチのプレイではステップバック・スリーに注目が集まりがちだが、個人的にそれ以上に印象的なユニークスキルだと思うのは、逆サイドにいるシューターへのクロスコートパスだ。
▼12月18日のナゲッツ戦にて
パスの精度はもちろん、パスを放つタイミングが天才的。一番奥にいるヘルプディフェンスの動きまで完全に見極めている。ドンチッチは将来的に、レブロンやハーデンレベルのパサーになりそうな予感がする。
ボックススコア:「NBA」