ギルバート・アリーナス、10万ドルを賭けたシュート勝負で100本中95本成功
一度習得したスキルはそう簡単に失われるものじゃない。NBA引退からすでに6年となる元ワシントン・ウィザーズのスター、ギルバート・アリーナスが、元チームメイトで友人のニック・ヤングのとスリーポイントショット対決で見事にそれを証明した。
最初に勝負を持ち掛けたのはヤング。アリーナスから「俺は(100本中)85本いけるけど、お前は78本くらいだろう」と言われたのが気に食わなかったらしく、ヤングは「いつでもどこでも、お前の好きな賭け金を言え。今のお前はただのインスタグラム・モデルだ」と挑戦状を叩きつけた。すると後日、アリーナスは現金10万ドルをバッグに詰め込んでジムに現れ、スリーポイントラインから100本中95本のショットを成功させる。
▼シューティングは動画2分10秒から
結局この日は、ヤングがジムに姿を現すことはなかったとのこと。翌日、ヤングはTwitterで「ギルから誘われなかったから」と釈明している。
NBAでのキャリア3P成功率は、アリーナスが35.1%だったのに対し、ヤングは37.6%。ロングレンジシューターとしてはヤングの方がやや優秀だったが、今回の勝負でアリーナスの記録を抜かすのは至難の業だ。
2001年ドラフトの全体31位指名でNBAデビューしたアリーナスは、キャリア11シーズンで平均20.7得点、5.3アシストを記録。プロ2年目から劇的な成長を遂げ、2003年のMIPに輝いた他、2005年~2008年の3シーズンではリーグのトップスコアラーの一人として27.7得点を平均し、3年連続でオールスターとオールNBAチームに選出された。トレイシー・マグレディやブランドン・ロイ、ヤオ・ミン、マイケル・レッドらと同じく、怪我で全盛期が短くなってしまった00年代を代表するスターの一人だ。
▼Agent Zero
▼スワギー・P
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