【わざと？】ジェイソン・キッドHC、ドリンクをコートにこぼして時間稼ぎか？

現地27日に行われたブルックリン・ネッツ対ロサンゼルス・レイカーズの試合でのこと。残り時間8秒でネッツが2点ビハインド。タイムアウトも残っていない上にレイカーズのフリースローという絶体絶命の場面で、ネッツのジェイソン・キッドHCが荒業をやってのけた。「ドリンクこぼし」だ。

テイショーン・テイラーとぶつかり、キッド監督の持っていた飲み物がフロアにこぼれたため、試合は一時中断。この隙にタイムアウトが残っていなかったネッツは、次のオフェンスプレーを素早くチームに伝えることができた。

絶妙なタイミングでハプニングが起こったなと思いきや、どうやら確信犯っぽい。というのも、テイラーにぶつかる直前のキッド監督の口の動きをみてみると、確実に「Hit me（ぶつかってこい）」と言っているのだ。

さすがはキッドというべきか…。よくもまあ、とっさにこんなトリックを思いついたもんだ。

試合が一時中断されたといっても、作戦会議をするための正式なタイムアウトではないため、レイカーズのスティーブ・ブレイクがちゃっかりネッツの円陣に混ざっていた。

キッドの粘りもむなしく、試合はレイカーズが99対94で勝利した。

現役時代はバスケットボールIQの高さで知られたジェイソン・キッド。マブス時代には、アトランタ・ホークスとの大接戦中に、コートにはみ出していた相手チームの監督にわざとぶつかりにいき、テクニカルファウルを奪ったことがあった。

このプレーで得たフリースローで点差を縮めたマブスは、最終的に逆転勝利を収めている。

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