マーク・ガソル、脱げた靴を使ってスティールを試みる→当然ファウル
靴でボールを叩いたらだめだよね…。キックボールか?
バスケの試合中に選手の靴が脱げてしまうことはしばしばある。そんなときでも審判はゲームを止めてくれない。選手はすぐに靴を履くか、そのままプレイを続けるか。グリズリーズのマーク・ガソルがとった選択は、脱げた靴を武器にスティールを狙うことだった。
17日の対ジャズ戦。ゴール下のシュートを決めてディフェンスに戻ろうとするガソルは、デリックフェイバーと軽く接触して靴が脱げてしまう。「ファウルだろ!」と審判に訴えるが聞いてもらえない。
チームメイトが靴を拾ってガソルに渡すが、すでにジャズの攻撃は始まっている。そこに靴を脱がせた張本人のフェイバーがドライブしてきた。ガソルは靴をもった手でスティールにいき、ボールを弾き飛ばすことに成功。当然ながらファウルがコールされた。もし靴を使わなければ、完璧なスティールになっていたかも…。
試合は、90対84でユタ・ジャズが勝利した。
今回のことは置いといて、マーク・ガソルは兄のパウ・ガソルに負けじと劣らぬすごい選手だ。ディフェンスに定評があり、今シーズンの「ディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー」の候補にも挙げられている。
ちなみに、去年の「ディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー」は、ニックスのタイソン・チャンドラーが受賞。その前はドワイト・ハワードが3年連続で獲得している。基本的にセンター/パワーフォワードの受賞が多く、最後にスモールフォワードが受賞したのは2004年のロン・アーテスト(メッタ・ワールド・ピース)。ガードだと1996年のゲイリー・ペイトンにまでさかのぼる。
Video:「deronwilliamsMVP」