0.1秒遅すぎたポール・ピアースのブザービーター
惜しすぎる…。現地15日に行われたアトランタ・ホークス対ワシントン・ウィザーズのシリーズ第6戦は、試合時間残り6.4秒でホークスが3点リード。ウィザーズはプレーオフ生き残りをかけたラストポゼッションで、ポール・ピアースが終了ブザーと同時にコーナーからスリーを沈めた。
▼客席アングル(※音量注意)
最初の判定ではバスケットカウントで同点、オーバータイム突入と思われたが、映像レビューの結果、ブザーの時点でピアースの手からボールがリリースされていなかったことが判明。スリーポイントはウェイブされ、ウィザーズのシーズン終了が決定した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
ATL | 19 | 26 | 27 | 22 | 94 |
WSH | 20 | 19 | 25 | 27 | 91 |
ホークスは、同点で迎えたラスト1分からデマーレ・キャロルが2連続でレイアップに成功。4勝2敗でシリーズを制し、1969-70シーズン以来(当時はディビジョン制)となるカンファレンスファイナル進出を決めた。第6戦では、キャロルが25得点、ジェフ・ティーグとポール・ミルサップがそれぞれ20得点を記録している。
デマーレ・キャロル、ピアースのブザービーターについて:
「泣きそうになったよ。『もう勘弁してくれ』ってね。だけどバスケの神様は俺たちの味方をしてくれたようだ」
ウィザーズは、第3Q中盤の15点ビハインドから第4Q残り3分50秒で逆転に成功するも、そこから1本もフィールドゴールを決められず。反対にホークスに何本かイージーなレイアップを許してしまい、シリーズを第7戦に持ち込むことができなかった。ブラッドリー・ビールがゲームハイの29得点、ジョン・ウォールが20得点、13アシストのダブルダブルを獲得している。
来季の契約がプレーヤーオプションとなる37歳のピアースは、試合後のインタビューで「現役を続行するかは未定」とコメントした。
「この先もバスケットボールを続けるかどうかはまだわからない。年齢を重ねるにつれて、シーズンがどんどん厳しくなるんだ。ベッドから転がり出るのも、日々きつくなっていく」
– ポール・ピアース
ホークスは、ブルズとのシリーズを勝ち上がったキャブスとイースタンカンファレンスファイナルで対戦する。第1戦は現地20日にアトランタで行われる。
参考記事:「ESPN」