サマーリーグ準々決勝、微妙なファウルコールで決着
現地16日にラスベガスで行われたサマーリーグ・トーナメント準々決勝のトロント・ラプターズ対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦は、やや物議をかもす形での決着となった。
試合は、ウルブズが6点ビハインド迎えた第4Q残り2分30秒から9-0のランで猛反撃を展開し、残り時間30秒で3点リードの奪取に成功するも、ラプターズは続くポゼッションでノーマン・パウエルがスリーを沈めて同点。ウルブズは残り時間1.1秒のインバウンズプレーから決勝点を狙う。
右足を突き出して接触を誘ったタイアス・ジョーンズにオフェンシブファウル、もしくはノーコールで終わるべきだったかもしれないが、審判の判定はディフェンダーのシューティングファウル。ジョーンズがフリースローを2本とも沈め、ウルブズは81-79でラプターズを破り、準決勝進出を決めた。
ウルブズはジョーンズが21得点、ラプターズはパウエルが17得点をそれぞれマーク。ラスベガス大会で無敗を維持していたラプターズにとっては、悔しい形でのトーナメント敗退となった。
また同日に行われたフェニックス・サンズ対デンバー・ナゲッツの準々決勝では、サンズルーキーのタイラー・ユリスが、2点ビハインドで迎えたOT残り1.9秒に逆転決勝点となるスリーに成功。サンズが82-81で勝利し、準決勝に駒を進めている。
ちなみにNBAサマーリーグの試合は、オーバータイム5分で決着がつかなかった場合、第2OTから先に点を取った者勝ちのサドンデス・ルールに切り替わるので、すごく盛り上がる。
▼サドンデス
現地17日に行われるサマーリーグ準決勝では、ウルブズとサンズ、キャブスとブルズがそれぞれ対戦する。
ボックススコア:「NBA」