トム・シボドーHC、自分の選手に怒鳴りつけてテクニカルファウルを取られる
ミネソタ・ティンバーウルブズのトム・シボドーHCは常にサイドラインから吼えている。ウルブズの試合を見ると、1人だけマイクを付けているのではと思わされるほど、ハスキーで大きな叫び声が頻繁に聞こえてくる。
現地9日にユナイテッド・センターで行われたシカゴ・ブルズ戦でも、シボドーHCはいつものようにサイドラインからジェスチャー付きで選手たちを叱咤していたのだが、審判は自分に向けられていると勘違いしたのだろう。第4Q中盤の接戦で、自軍のカール・アンソニー・タウンズを怒鳴りつけていたシボドーHCに対し、テクニカルファウルがコールされてしまった。
▼!!?
They really gave Thibs a tech for cursing out KAT 😂 pic.twitter.com/wvOI9uLWCw
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年2月10日
シボドーHCや選手たちは「タウンズが怒鳴られていたんだ」と激しく抗議したが、コールが取り消されることはなく、ブルズがペナルティのフリースローに成功。コメディーのような出来事だが、結果的に1点差で敗北したウルブズにしてみれば、絶対に納得のいかない判定ミスだろう。
なおこの日の試合は、長年ブルズで奮闘したジミー・バトラーとタージ・ギブソンにとって、移籍後初の古巣凱旋。第1Qには2人のためのトリビュートビデオが上映され、シカゴのファンたちは2人にスタンディングオベーションを送った。
114-113で勝利したブルズは、バトラー/ギブソンと同じく移籍後初の古巣対戦となったザック・ラビーンが、シーズンハイの35得点をマーク。第4Q残り4分以降は、チームの11得点すべてを1人で獲得するクラッチパフォーマンスを見せた。ラビーンの他には、ロビン・ロペスが19得点で勝利に貢献している。
▼ラビーンとタウンズ
2日前のキャブス戦に続いて、再び1ゴール差の惜敗を喫したウルブズは、バトラーがゲーム最多の38得点で大活躍。第4Q残り21秒でレイアップをねじ込み2点リードを奪ったが、続くブルズの攻撃でスリーポイントシュート中のラビーンにファウルしてしまい、決勝点を決められる形となった。
▼ラビーンvsバトラー
ボックススコア:「NBA」