ウェストブルックがクリエイティブなセルフアシストから前半ブザービーターに成功
ケビン・デュラントに「こんなプレーを決められるのはラスだけ」と言わしめたラッセル・ウェストブルックのブザービーター。
現地13日に行われたユタ・ジャズ戦の第2Q残り0.7秒、サンダーのタイムアウト明けにベースラインからのスローインを担当したウェスト・ブルックが、ロドニー・フッドの背中を利用して自らにパスを出し、終了のブザーと同時にジャンプショットを沈める超ファインプレーを披露した。
残り0.7秒でこんなプレーをとっさに思いつき、エクスキュートできるなんて凄すぎる。昨季の対戦でトレバー・ブッカーが決めたサーカスショットへのお返しと言ったところか。
前半は51-38の13点ビハインドとリズムに乗れていなかったサンダーだが、このウェストブルックのブザービーターで勢いがついたのか、後半最初の6分間で25-7のランを展開してたちまち逆転に成功。その後、第4Q残り6分40秒でジャズに9点リードを奪われるも、そこから再び盛り返して延長戦に持ち込み、そのまま104-98で逆転勝利を飾った。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
UTA | 21 | 30 | 25 | 20 | 2 | 98 |
OKC | 16 | 22 | 33 | 25 | 8 | 104 |
サンダーは、デュラントがゲームハイの31得点をマーク。前半はわずか2得点に終わったが、後半に入ってから一気に火がついて29得点を挙げ、レギュレーション残り14秒には鋭いドライブから同点のダンクを決めるなど、大事な場面で大活躍した。OT開始から2連続フィールドゴールを決めたウェストブルックは25得点、11アシストを記録している。
ジャズは、ロドニー・フッドが23得点、ゴードン・ヘイワードが22得点、アレック・バークスが21得点をそれぞれ獲得。第4Q残り時間1分30秒で5点リードと勝利目前だったが、そこから15-4でサンダーにアウトスコアされ惜敗を喫する結果となった。
インバウンドプレーからパサーがセルフアシストで得点するパターンはこれまでに何度かあったが、その中でも特に有名なのは、1993年NBAファイナル第3戦でシカゴ・ブルズのスコッティ・ピッペンが決めたプレーだろう。
ボックススコア:「NBA」