プレイオフ ウォリアーズ キャブス 第5戦

Published on 6月 15th, 2016 | by Tunaパスタ

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【ファイナル第5戦】レブロンとアービングが82得点、キャブス快勝でシリーズ第6戦へ

現地13日にオラクルアリーナで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズの2016NBAファイナル第5戦は、レブロン・ジェイムスとカイリー・アービングがそれぞれ41得点を獲得する記録的なパフォーマンスを披露。キャブスが112-97で快勝し、昨年と同様にシリーズを2勝3敗で第6戦に持ち込んだ。

ファイナルの試合で、同じチームの選手2人が同時に40点を超えたのは、この日がNBA史上初となる。

レブロン カイリー 82得点

第5戦は、とにかくレブロンとアービングのショットメイキングが神懸っていた。

試合開始直後は、ペリメーターディフェンスの乱れやターンオーバーが何度かあり、最初の4分半で7点ビハインドに陥ったキャブスだったが、外のシュートが決まりはじめると、すぐにオフェンスのリズムが好転。ボールを持つたびに大ブーイングを浴びていたレブロンは、ドライブを警戒して離れて守ろうとするウォリアーズの守備に対し、ミドル~ロングレンジを高確率で沈め、序盤から勢いに乗る。

対するウォリアーズは、主力のドレイモンド・グリーンが不在という厳しい状況の中、立ち上がりからアウトサイドショットが好調で、最初の2ピリオドだけで21本中11本のスリーに成功。特にクレイ・トンプソンが前半25得点でチームを引っ張り、レブロンと壮絶な点の奪い合いを繰り広げ、試合は61-61の同点でハーフタイムに突入した。

後半に入ってからも、レブロンとアービングの勢いは一切衰えることなく、イン/アウトサイドからフィールドゴールを量産。キャブスは第3Q開始から8分間で24-14のランを仕掛けて10点リードを奪い、一気に主導権を掌握する。

ピリオド序盤にアンドリュー・ボガットをひざの怪我で失ったウォリアーズは、トリスタン・トンプソンにハック戦術を仕掛けるなど、何とか流れを変えようと試みるがうまくいかず、第3Q終了時点で9点ビハインド。第4Q開始直後には、ステファン・カリーがステップバックからスリーを沈めて、2ゴール差まで詰め寄るも、キャブスはアービングがピリオド中盤から10連続得点で試合をテイクオーバーして、さらにリードを拡大。残り時間3分には16点差を獲得し、シリーズを第6戦につないだ。

第4Qのウォリアーズはオフェンスが大失速し、10本中9本のスリーに失敗。ノーマークのショットさえもまったく入らなくなり、試合ラスト6分間はFG0本の1得点に終わっている。

Q1 Q2 Q3 Q4
CLE 29 32 32 19 112
GSW 32 29 23 13 97

キャブスは、レブロンがFG30本中16本(スリー8本中4本)の41得点、16リバウンド、7アシスト、3スティール、3ブロック、2ターンオーバーと、NBAファイナルにおける歴代屈指の数字を記録。さらにリムプロテクションやトランジションでのチェイスダウンブロックなど、ヒート時代を彷彿とさせるダイナミックなディフェンスをみせた。やはり、ジャンプショットが完全に機能した時のレブロンほど恐ろしい選手はいない。

またアービングは、GSWのディフェンスをドリブルで切り抜けながら、信じられないようなタフショットを何本も沈め、フィールドゴール24本中17本に成功。プレーオフキャリア最多となる41得点、FG成功率70%、6アシスト、2スティールをマークしている。

▼アービング、第5戦ショットチャート

アービング ショットチャート ファイナル第5戦

レブロンは試合後、この日のアービングのプレーについて、「今まで見てきた中でも最も素晴らしいパフォーマンスの一つだった」と大絶賛している。

敗れたウォリアーズは、トンプソンがチームハイの37得点、カリーが25得点、アンドレ・イグダーラが15得点、11リバウンド、6アシストを記録。どうやってもレブロンとアービングを止められず、前半はトンプソンのスリーで食い下がったが、後半になってシュートが決まらなくなると、一気にペースを握られてしまった(後半はスリー21本中3本)。

なお第3Qにひざを負傷し、チームスタッフに支えられながら途中退場したボーガットは、現地14日にMRI検査を予定している。

▼第5戦ハイライト

キャブスの生き残りをかけたファイナル第6戦は、現地16日にクイッケンローンズアリーナで行われる。

ボックススコア:「NBA

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いつもたくさんのコメントをありがとうございます。最近、返信が遅くなっており、申し訳ありません…



  • PANTA

    GAME5はアービングとレブロンがゲームを支配しましたね。
    レブロンの立ち直り方が半端じゃないし、特に終盤のアービングのパフォーマンスには鳥肌が立ちました。
    もうこの形のCLEが一番強いんじゃないかと思ったくらいです。

    ドレイモンドがいかに重要な選手だったかを痛感しました。リムプロテクトにシュートクリエイトまでなんでもかんでも、いなくなって重要さに気づかされました。
    結果的にDFでは後手に回り、OFではスプラッシュ兄弟を封じられてしまいました。

    GAME6はアウェイですが。戻ってくるドレイモンドがチームをいい方向に引っ張ってくれるのを期待しています。最後はやはりステフに頑張ってもらいたいですね!

    • 本当に凄かったですね!第4戦までを見て、「レブロンもついに衰えが見えはじめたかな」などと思っていた矢先なので、感動しました。特に最初の3Qは歴代ファイナルで有数のパフォーマンスだったと思います。ディフェンスも良かったですね。

      ドレイモンドはまさにウォリアーズDのエンジンですね。第5戦ではレブロンとアービングがチートモードだったので、ドレイモンドがいても結果は変わらなかったかもしれませんが、後半にあれほど簡単に主導権を奪われなかったかもです。

  • YusukeIndia

    外野が騒がしく、異様な雰囲気で始まった試合でしたが、最高に面白かったです!キャブズ2トップVSスプラッシュ兄弟との応酬が凄かった!こんなファイナルが見たかった(^ ^)
    ウォリアーズは4Qの失速が痛かったですが、それ以上にキャブズの2トップが神がかり的に凄かったですからキャブズ勝利は当然でしょう。
    試合見ながら、スゲー! って何回も叫んじゃいましたもん。

    さてさて、次の試合はグリーン復帰で、キャブズホームですか。どうなるんでしょう?? もー今から興奮しちゃってます!
    日本のメディア、もっと取り上げて欲しい!

    • 第4戦、第5戦は盛り上がりましたね。やはりファイナルはこうでなくては!オラクルアリーナはブーイングの嵐でしたが、それをプレーで黙らせたレブロン/アービングのパフォーマンスは素晴らしかったです。
      後半のウォリアーズは、クレイがオープンショットをまったく打てなかったですね。何気にシャンパートのスプラッシュブラザーズに対する守備もとても良かったと思います。
      第6戦は楽しみですね。すでに敗退したチームのファンとしては、シリーズ延長大歓迎です。

  • お茶

    ファイナルで82点のデュオは初でしたか、コービー&シャックでもよくて70点代だと記憶してますし凄い
    この試合はアービングでしたね、常にトンプソンにマークされながら重要なショットを何本も決めていましたね
    レブロンはグリーンがいない恩恵をうまく利用していました、スイッチでバレジャオやスペイツがついてきたときはほぼ間違いなく抜きさって得点につなげていました
    ラブは中途半端なプレイに終始していましたけどもっと思いきったプレイがみたいですね
    ウォリアーズはグリーンがいないとやはりスイッチディフェンスの精度がかなり落ちますね、ボーガットの状態も心配です。
    ファイナルはもう無理でしょうし五輪はデレるのかな…

    • 負けたらシーズン終りの大事な試合で、実力を最大限に発揮できるのはさすがです。アービングのショットメイキングには凄すぎて笑いがこみ上げてきました。ああなると、どんな優秀なディフェンスでも止められませんね。

      ラブはファイナルに入ってからほとんどいいところがありませんね。ビッグ3とはとても呼べないパフォーマンスです。やはりメンタル的なものなのでしょうか…?ウルブズ時代はすごく多彩なポストアップスキルがあるなと思いましたが、今年のファイナルではサイズの小さなディフェンダー相手でもなかなかスコア出来ていないですね。

  • plusone ttwo

    アウトサイドが決まり始めるとレブロンは手がつけられないですね。スクリーンを使ってディフェンスを弄ぶかのようにジャンパーを決めてたと思います。

    アービングもアウトサイドは良かったですね。特にクレイ相手にターンからのフェイダウェイを決めた時は圧巻でした。

    一方ウォーリアーズは前半クレイが良かっただけに後半は自滅したかな。4Q残り5分くらいから3Pが全然入りませんでしたし、ボーガット不在でインサイドを攻められなかった。シリーズ通してカリーのフローターが少ないのも気になります。

    ただ次はグリーンが戻ってくるので、レブロンへのディフェンスは改善されるでしょうね。ボーガットが出れればウォーリアーズ有利かなと見ています。

    ただ個人的には第7戦までみたいですね。(^_^;)

    • レブロンとアービングは本当に凄かったですね。もしドレイモンドがいれば、もう少しレブロンをスローダウンさせられたかもしれませんが、アービングに関しては手の打ちようがなかったです。クレイのアービングに対するディフェンスはすごく良かったと思いますが、あんなショットを決められたらどうしようもありません…。

      確かにカリーのフィニッシュ力が低下しているのは気になりますね。

  • ウォリアーズにとって最も欠場が痛手になるのはカリーでもトンプソンでもなく、ドレイモンドでしたね。彼がいれば、レブロンとカイリーの得点をもっと抑えれたはず。特にウォリアーズはペイントエリア内でのヘルプが遅れていたように思えました。
    しかしそれを差し置いてもレブロンとカイリーのパフォーマンスは驚異的でした。さすがにカイリーのシュート成功率は次も続くとは思えませんが、レブロンには第六戦でも今回のような活躍を望みたいですね。キャブスを優勝に導いてこそ真のキングたる証左となると思うので。レブロンのというより、NBAのファンとして期待したいです。

    • ですね。キャブスとの対戦に限っては、カリーよりもドレイモンドが勝敗のカギを握っているように思えます。第5戦でも、ピック&ロールでセンターを攻められていた印象です。ドレイモンドなら問題なくスイッチして、スクリーンをほぼ無力化できますが、ボガットやエジーリなど典型的なセンターではそうはいかないですね。

      確かにアービングとレブロンが第5戦のシューティングを維持するのは難しそうです。キャブスが第6戦で勝つにはラブやJRの活躍が必須かもしれません。

  • MJ32

    ようやく「CLE強いな」と感じられるようになりました。私はレブロンがあまり好きではないですが、彼がゲームで無双するシーンを見たいとは思っています。ボーガットが抜けた後、レブロンに勝利への道筋が完全に見通せたのか、オーケストラの指揮者のようにチームのタクティクスを握っていたように見えました。
    6戦目のポイントは、レブロン、カイリー以外の選手がどれだけ働けるかだと思います。この2人への厳しいマークが予想されるので、そこでJRやラブに火が点くようであれば、もしかしたらCLEにチャンピオンシップのチャンスがあるかもしれません。

    GSにとっては、確かにドレイモンドの不在は大きかったですが、それでも前半は何とかなっていました。ストラテジーが崩れたのはボーガットの離脱のように見えました。ここからチームはリズムを失い、ゴール下だろうがハーフラインからだろうが関係なく決めていたショットが全く入らなくなりゲームは決しました。
    スモールバスケットボールの究極形を突き進んでいたGSがリズムを失った原因が、ビッグマンの離脱というのがなんだか皮肉だなあと感じています。

    • 確かに、第6戦はラブやJRがどこまでステップアップできるかが鍵になりそうですね。レブロンとカイリーが第5戦のシューティングを維持できるとは少し考えにくいので。

      この日の前半は、どこかWCFの第6戦みたいでしたね。クレイが前半に難しいスリーを沈めて、何とか食らいつきました。ただサンダーとの第6戦とは違い、後半に入ってからクレイがオープンになるチャンスがほとんどなかったです。シャンパートのディフェンスが何気に素晴らしかったなと。

      第4Qにはレブロンの調子が落ち始めて、ウォリアーズが追いつくチャンスもあったのですが、スリーがことごとく外れてしまいました。バーンズも普段なら決められるショットをミスしていた印象です。
      ドレイモンドがいない中、ボーガットの怪我は痛かったですね。

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