プレイオフ ウォリアーズ ファイナル進出

Published on 5月 31st, 2016 | by Tunaパスタ

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ウォリアーズが2年連続のNBAファイナル進出

ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地30日、オラクルアリーナで行われたオクラホマシティー・サンダーとのWCファイナル第7戦に96-88で勝利。第5戦から3連勝を飾り、2年連続となるウェスタンカンファレンス制覇を達成した。シリーズ1勝3敗から逆転したのは、NBAプレーオフ史上で今回のウォリアーズが10チーム目。カンファレンスファイナルの歴史では1981年のボストン・セルティックス以来15年ぶりとなる。

この日の試合は、第6戦と同様に、サンダーが先手を取る形でスタートした。ハリソン・バーンズの代わりにアンドレ・イグダーラを先発出場させたウォリアーズだが、序盤はシュートが決まらず、対するサンダーはターンオーバーを最小限に抑えながら、ボールを動かしてバランスの取れたオフェンスを展開。第2Q残り7分には、ラッセル・ウェストブルックとアンドレ・ロバーソンのアリウーププレーで13点リードを獲得する。

ここからウォリアーズは、それまでFG7本中0本だったクレイ・トンプソンに火がつき、猛反撃を開始。サンダーは、ウェストブルックやスティーブン・アダムスがインサイドをアタックして、二桁点差を維持しようとするも、ウォリアーズは第2Qラスト6分間でトンプソンが4本のスリーを沈めると、ステファン・カリーが前半終了のブザーと同時にレイアップをねじ込み、48-42の6点ビハインドで試合を折り返した。

前半は、サンダーが10オフェンスリバウンドを記録してペースをコントロールしていたが、後半に入るとウォリアーズが開始6分で5本のスリーを沈めてリードを奪い、一気に形勢が逆転。第3Q終盤には、ショーン・リビングストンが速攻からカウント・ワンスローのダンクを決めたのをきっかけに、リアンドロ・バルボサやアンダーソン・バレジャオらセカンドユニットもファインプレーを披露し、ウォリアーズは11点差を付けてピリオドを終えた。

▼ウォリアーズ10-0のラン

第3Qを12点に抑えられたサンダーは、第4Qに入ってからオフェンスのリズムを立て直し、ピリオド開始3分半で4点差に追い上げるも、ウォリアーズはカリーをフロアに戻して勢いを取り返し、残り時間3分で再びリードを11点に拡大。その後、ケビン・デュラントの7連続得点により、試合は残り1分30秒で2ゴール差となるが、そこからカリーが3Pファウルをドローしてフリースロー3本、さらに残り時間26秒にクロスオーバーからプルアップスリーを沈め、シリーズに決着をつけた。

Q1 Q2 Q3 Q4
OKC 24 24 12 28 88
GSW 19 23 29 25 96
ミスマッチを攻撃

この日のウォリアーズは、スクリーンへのスイッチを多用するサンダーのディフェンスに対し、ペリメーターからミスマッチを突いてビッグマンを攻めまくった。特にカリーとトンプソンは、スティーブン・アダムスがディフェンダーとなったポゼッションで、6本のスリーを含む8本中8本のフィールドゴールを成功させ、23得点をあげている。

▼スプラッシュブラザーズ、vs.アダムス時のショットチャート

スプラッシュブラザーズ vs アダムス 第7戦

via ESPN

このこともあってか、サンダーのビリー・ドノバンHCは、第4Qラスト6分間のクラッチタイムでアダムスをベンチに下げる決断をした。とはいえ、アダムスのペリメーターディフェンスが決して悪かったわけなく、単純にカリーとトンプソンがアダムスの上から難易度マックスのロングレンジを沈めまくったという印象だ。スプラッシュブラザーズがゾーンに入れば、どんな優れたディフェンダーにも止められない。

MVPがステップアップ

カンファレンスファイナル前半では、やや精彩を欠いていたカリーだが、第5~第6戦にかけて調子が上がり、第7戦は7本のスリーを含む24本中13本のFG成功で、ゲームハイの36得点、8アシストを記録。第4Qだけで15得点を獲得するなど、今シーズンにおける最も大事な場面で見事ステップアップし、チームを牽引した。

ウォリアーズはカリーの他、トンプソンが6本のスリーを沈めて21得点をマーク。ドレイモンド・グリーンは、この日もファウルトラブルに陥りながらも、40分間出場し、11得点/9リバウンドをあげている。

サンダーは、デュラントが27得点/7リバウンドを記録した他、ウェストブルックが19得点/13アシスト、サージ・イバカが16得点をマーク。チーム全体では、ターンオーバーが7本とイージーミスを極力抑えつつ、セカンドチャンス得点で16-3、フリースローで17-8とウォリアーズを上回ったが、アウトサイドショットで大きな差がついた。

▼KD

デュラントは今夏にFAとなる。シリーズ3勝1敗の王手から3連敗という非常に残念な形でシーズンを終えることとなったサンダーだが、それでも第2ラウンドで67勝のスパーズを破り、続いて73勝のウォリアーズ相手に第7戦まで持ちこめたのは、予想を大きく上回る快進撃だったといえる。

チームのコアメンバーも20代前半から後半と全員若く、来季以降も優勝候補の筆頭として戦えることを確実に証明した。プレーオフ開幕前は、デュラント移籍の可能性も何度か噂されていたが、今ではその可能性も極めて小さくなったはずだ。

何はともあれ、76ersのジョエル・エンビードはデュラントの勧誘に勤しむ姿勢をみせている。

「KDをシクサーズにリクルートする時がきた」
– ジョエル・エンビード

GSW vs. CLE 2.0

これで今年のNBAファイナルは、ウォリアーズ対キャブスで昨季のリマッチとなった。スケジュールは以下の通り:

第1戦は、現地2日にオラクルアリーナで行われる。

ボックススコア:「NBA

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いつもたくさんのコメントをありがとうございます。最近、返信が遅くなっており、申し訳ありません…



  • お茶

    この試合だけはどうしても生でみたかったのでみれてよかった!
    第3クォーターで体勢がついてしまいたしたね
    特にトンプソンを休めさせたときにリビングにやられたのは痛かった
    セカンドユニットの差といえばそれまでですが勝てるチャンスもありましたね
    直接の敗着はイバカのファウルでしょうけどそれまでに要所でKDやラスのアイソに頼らざるを得なかったのはもったいなかった
    雑な攻撃にしばしばなっていました
    かつてのマーティンのようなシューターをやれるシックスマンが必要かもしれません
    今シリーズでは叩かれ気味のKDですがこのゲームはよくやっていたと思います!
    要所の強さは流石の73勝チーム!ウォリアーズファイナル頑張って!
    今日のカリーはえげつなかった、ステップバックからズバズバ決めてた(笑)

    • 36s

      このシリーズ、しっかり抑えていたリビングストンに流れを
      もってかれたのは勿体なかったですよねー。
      そしてただのスクリーン要因と思われていたバレジャオの華麗なプレー笑

      • お茶

        バレジャオとバルボサのブラジルコンビにやられましたね
        とにかくOKCはウェイターズ以外に頼れるガードや点取りやがほしですね、主力を休ませたときの繋ぎがほしい
        リビングストン、バルボサ、田臥を思い出す面子の活躍嬉しいです

        • SW

          リビングストン&バルボサ。田臥思いだしますかね〜(笑)

          • お茶

            まだ雑誌くらいでしかNBAの情報追えてなかったころはリビングストン?バルボサ?こいつらに田臥は勝てばいいのか!とアホ丸出しで考えていて記憶に残ってます(笑)

          • masayann

            リビングストンとバルボーサって田臥がNBA 行ったときに田臥とポジション争いしてたんですね知りませんでした

          • masayann

            田臥がNBA行ってたのは10年ぐらい前ですよね?そのころのバルボサやリビングストンはどんなプレーしてたのでしょうか?

    • 最高にエキサイティングなシリーズでした!
      ウォリアーズは第3Qのセカンドユニットのランが大きかったですね。特にリビングストンとバルボサ、バレジャオは、シリーズを通していいところがあまりなかったので、ビックリです。こういったところがヘッドコーチの性格の違いでしょうか。ドノバンHCは6~7人ローテーションにこだわりましたが、カーHCは不調気味だった選手でもどんどん使ってきましたね。

      第4Qにスペイツがレイアップをミスり始め、これはヤバいなと思いましたが、最後はステフが締めくくりました。あのサイドステップからのクイックリリースは反則です。

      OKCはこの日の前半もそうですが、シリーズ全体でディフェンスとリバウンドが素晴らしかったです。第6~7戦の終盤は少し固くなってしまいましたが、ついに勝利の方程式を見つけ出したたような…。優秀な3&Dプレーヤーを獲得するか、もしくはロバーソンのアウトサイドショットがもう少し改善し、SASとGSWシリーズでみせたディフェンスをレギュラーシーズンでも維持できれば、来季は1位シードも十分にあり得ると思います。

  • YusukeIndia

    ウォリアーズ勝った!!超超嬉しいです!! 1勝3敗から勝ち上がる確率は約4パーセント、あの段階で本当にプレイオフは終わりだと思いましたが、そこはやっぱり73勝チーム!こんなドラマになるとは… 本当にドラマみたいです。
    ターンオーバーもリバウンドもOKCが勝っているのに結果はウォリアーズ勝利。 まさにシーズン中のウォリアーズの理不尽さがそのまま発揮されたゲームでした。で、その中心は言うまでもなくあのMVP男。いやはや… ホンマに言葉がないですね…
    さぁ! とうとうファイナルですね!! もう、楽しみ過ぎ!!! 日本人もっと皆注目して欲しいな〜(^ ^)

    • おめでとうございます!ドラマチックでしたね。今のサンダー相手に1勝3敗から3連勝でカムバックしたのは本当に凄い…。特に第6戦のクレイと第7戦のステフは神懸っていましたね。負けたら終わりのプレッシャーの中であんなプレーができるのはさすがです。

      ファイナルが楽しみですね。守備面ではOKCほど手強くなさそうですが、レブロンがいるのでどうなるのか分かりません。ウォリアーズは第7戦のようにイグダーラをスタメンに持ってくるのか、レブロンがドレイモンドをマークするのか、アービングにはステフとクレイのどちらをつけるのかなど、マッチアップに注目したいです。

  • MJ32

    GSは前半と後半で別のチームのようでした。前半は今プレイオフの敗戦パターンそのままで、思い切りが悪く、チーム全体で萎縮してしまっている様子。別視点で見れば、まだ体力十分のOKCのディフェンスは凄まじかったです。
    後半はまさに73勝を挙げたチームそのもの。カリーやクレイ以外のピースが段々揃ってきて、完成した時はどのチームにも止められない。グリーン、イグオダーラ、バーンズ、リビングストン、バルボサが自分の仕事を着々とこなしていきます。今回はここにバレジャオが加わりました。想像するだけで恐ろしいユニット。
    ガス欠となったOKCに追いすがる気力は殆ど残っていませんでした。ラスが彼にとっては非常に簡単なレイアップを外したシーンが象徴的でした。ステップがよろついてました。アダムスを見ていて、もし自分があれだけ目の前で決められ続けたらバスケ辞めるだろうなと思いました。ただカリーはあの手の長いKDの上からも何本も決めていたので、管理人さんの仰るとおり、アダムスのDが悪いというよりかはカリーが凄すぎるだけなんですよね。
    今シリーズのMVPはクレイで間違いないでしょう。第6戦の勝利は勿論、第7戦前半最悪な状態のチームがなんとか追撃可能な状態でいれたのは間違いなく彼の功績です。

    • 前半と後半で大きく流れが変わりましたね。前半はボーガットがまったくリバウンドを取れておらず、後半に入ってからエジーリの出場時間を増やしたのも大きかったかもしれません。
      後半のカリーのシューティングは無茶苦茶でしたね。リリースがわずかでも遅かったらブロックされそうなドリブルプルアップショットをガンガン決めていました。カリーがああなると、例えDPOYのレナードでも止められませんね。

      サンダーは、ダブルエースの酷使が終盤に影響した部分もありそうですね。2人のどちらかは必ずフロアにいましたし。

      シリーズMVPはクレイで間違いないと思います。特に第6戦はクレイがゾーンに入っていなければ、接戦にもなっていなかった感じです。

  • 36s

    遂にMVPが息を吹き返しましたね。
    アダムスのDおよびOCKのディフェンスは本当に良かったと思います。
    チャニングフライがいたら圧勝だったかも。それくらい実力は拮抗してました。

    KDどこいくんですかねー。tunaさんの希望とかってあるんでしょうか?
    個人的には東にいってもらえばSASが楽になるかなwww
    ボストンとか頑張ればサラリー支払えそう。76はないです!!!

    • KDやアダムスをはじめ、OKCのディフェンスはすごく良かったですね。あの長さと運動量は脅威です。レギュラーシーズンでも同じような気迫で臨めれば、来季は60勝を超えてきそうですね。

      デュラントのFAについてですが、個人的にはサンダー残留がベストだと思っています。今年はファイナル進出まであとシュート成功2本といったところでしたし、主力もまだまだ若く、GSW以外では最も優勝に近いチームですからね。スパーズにとってはまさに天敵ですが、レナードとデュラントのマッチアップがこの先何年も見られるのはすごく楽しみです!まあSASに来てくれるのなら大歓迎ですね。

      イーストに行くのも、ようやくレブロンの対抗馬ができることになるので面白そうですが…。あるとすれば、やはりセルティックスでしょうか。76ersはないですね。

  • masayann

    まさかの1-3からの逆転優勝しましたね!この試合は第3クオーター勝負が決まった気がします。クレイ&ステフのスリーはこの日は好調でしたね。イグドラのKDへのディフェンスも素晴らしかったですし、第三クオーター終盤のリビングストンのダンクで流れが大きくGSWに行ったと思います。そして地味に効いていたバレジャオ、、、ww

    • 見事なシリーズ逆転劇でした。さすがは73勝チームです。バレジャオもさすが大ベテランですね。GSWに移籍してからほとんどいいところがなかったのに、それでもバレジャオを信じてWCファイナル第7戦の大舞台で起用したカーHCの采配は見事です!

  • PANTA

    崖っぷちからのシリーズ逆転!信じて応援してよかったです。感動しました!

    スタメンの活躍はもちろん、ここまで不調だったセカンドユニットがしっかり機能してくれました。特にリビングストンは大事なところで決めて流れを呼んでくれましたね。ようやくRS最強のウォリアーズが戻ってきた感じがします!

    そしていよいよファイナル!ここまでとても長く感じました... 
    片やPO12勝2敗の圧倒的な強さで上がってきたキャブスは去年とはもはや別物です。CF以上の激闘になりそうですね。

  • みる

    ファイナルではレブロン先輩が黄金の橋を叩き割ってほしいです(笑)

    • SW

      現在、ファイナル第2戦が終わりましたが。レブロンパイセン達が叩き割られているんじゃあないですか?スイープされて下さい(笑)

  • spi

    対アダムスで100%成功だったんですか。見ていて「決めてるなー」とは思いましたが、100だったとは。
    前半から3ptの打ち合いっぽいところがあって「またか・・」と思いましたが、とにかくそれでも最後は勝ってしまう、これが出来るからRS73勝なんだとつくづく感心。
    もちろん優勝して欲しいです。
    3pt合戦ありそうですね。何かしら記録が出来るでしょう。

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