サンダーが7連勝もロバーソンに深刻な怪我
現地27日に敵地でデトロイト・ピストンズを破り、連勝を7に伸ばしたオクラホマシティ・サンダーだが、その過程で守備のキープレイヤーを失うこととなった。
この日のサンダーは、ラッセル・ウェストブルックが31得点、13アシスト、11リバウンドのトリプルダブルでチームを牽引し、試合の大部分でリードを維持して121-108で快勝。さらにカーメロ・アンソニーが史上21人目となるキャリア通算2万5000得点超えを達成、ポール・ジョージがデマーカス・カズンズの代わりにオールスター選出と、めでたいニュースが続いていたが、その一方でアンドレ・ロバーソンが左足を激しく負傷し、長期の戦線離脱をすることになってしまった。
ロバーソンが負傷したのは第3Q中盤で、アリウーププレイを決めようとジャンプした際に膝を故障。激痛に顔を歪めながらフロアに倒れると、自力では起き上がることができず、担架に乗ってコートを後にした。
ESPNによると、ロバーソンは最初に受けた検査で左ひざの膝蓋腱断裂と診断された模様。ホームに戻ってから再検査を予定しているそうだが、手術により残りシーズン全休になる可能性が高いという。
今季のロバーソンは5.0得点、4.7リバウンド、1.2スティール、1.2ブロックを平均。オフェンス面でのインパクトは少ないが、守備では最も重要な選手であり、ディフェンシブレーティング(100ポゼッション当たりの失点)でリーグ上位の数字を記録している今季サンダーだが、ロバーソンがフロアにいない時間帯はリーグワースト5レベルまで下落している。
▼ロバーソンのディフェンスインパクト
失点 | 時間 | リーグ順位 | |
ON | 96.4 | 1037分 | 1位 |
OFF | 108.3 | 1335分 | 26位 |
※「失点は100ポゼッション当たり」
またロバーソンは、ケビン・デュラントやジェイムス・ハーデン、カワイ・レナードらウェスト強豪チームのエースを1対1でガードできる貴重な存在でもある。このままシーズン離脱となれば、ポール・ジョージ引き留めのためにも今季プレイオフで上を目指すサンダーにとって大打撃になりそうだ。
▼おめでとうカーメロ
参考記事:「ESPN」