サンズのデビン・ブッカー「僕をコービーと比較するべきじゃない」
今年のNBAファイナルで2試合連続40得点をマークするなど、キャリア初のプレイオフでの大活躍によりスター選手として大ブレイクしているフェニックス・サンズのデビン・ブッカー。
ミッドレンジを極めたシューティングガードという共通点からか、ブッカーを「ネクスト・コービー」と呼ぶ声が現地メディアやファンの間で多く見られるようになった。
一方でブッカー自身は、レジェンドの故コービー・ブライアントと比べられることに違和感を覚えている様子。現地19日にESPNのインタビューに応じた際には、「コービーと僕を比較するべきじゃない」と強く言い切った。
「皆がそう言い始めているのは知っているが、僕自身がコービーと自分を比較したことなんてない。彼がメンターとして僕に与えた影響、彼からもらったアドバイス、そこから僕が彼のバスケットボールに対するメンタリティやアプローチを学ぼうとしたのは確か。だからといって、僕をコービーと比較すべきじゃない」
ブッカーの語調からは、「コービーと比べられるなんて恐れ多い」という謙虚なニュアンスがうかがえる。
キャリア終盤や引退後には多くの若手選手らと交流し、自身の巧や経験を伝えることでNBAのさらなる発展に貢献しようとしていたコービー。ブッカーは生前のコービーが最も目をかけていた選手の1人だ。
コービーのラストシーズンであり、ブッカーのルーキーシーズンだった2015-16シーズンにレイカーズとサンズが対戦した時には、コービーがブッカーに「Be Legendary」という直筆メッセージ付きのシューズをプレゼントしている。
またブッカーにとっても、コービーは子供の頃から憧れだった存在。
これまでに幾度となくコービーへのリスペクトを口にしており、47得点をマークしてシリーズに決着をつけたレイカーズとの2021プレイオフ第1ラウンド第6戦の試合後にも、「コービーの存在を感じた」とコメントしている。
▼ステイプルズ・センターでの第6戦
参考記事:「Bleacher Report」