ブレイク・グリフィン、膝の負傷で8週間の離脱
シーズン序盤から怪我人続出で大苦戦していた今季ロサンゼルス・クリッパーズにとって、とどめの一撃になりそうだ。
クリッパーズは現地28日、フランチャイズスターのブレイク・グリフィンが左ひざの怪我により戦線離脱することを発表。現時点では、完治までに最大で8週間ほど必要と見られている。
グリフィンが負傷したのは、現地27日に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦の第4Q終盤。ルースボールを取ろうとした際に、チームメイトのオースティン・リバースとの接触で膝が内側に曲がるような形となり、翌日のMRI検査の結果、左ひざ内側側副靱帯の捻挫と診断された。
今季のクリッパーズは、すでにパトリック・ビバリーの全休が決定しており、ミロシュ・テオドシッチも復帰時期が未定。メインPG2人が不在で、ここ数試合では、本来なら2番が理想のポジションであるルー・ウィリアムズとリバースを先発バックコートに置くなどして、ごまかしながら戦っていた。ダニーロ・ガリナリの欠場も続いており、そこにオフェンスの軸であるグリフィンの離脱は致命的となる。特定のスキルに長けたスペシャリストが多く、もし全員が100%の状態ならすごく面白いチームになりそうだっただけに、本当に残念だ。
3連勝をあげたばかりで、ウェスト8位シードからわずか1ゲーム差にいるクリッパーズだが、ここから将来を見据えて再建モードに入るのか、それとも来季に同じメンツでもう一度挑戦するのか、決断を迫られることになる。
参考記事:「NBA」