デビン・ブッカーとブラッドリー・ビールが東京五輪への参戦表明
今夏に開催される東京五輪に向けて、チームUSAのロスターに続々とNBAスターたちが集いつつある。
ESPNによると現地6月18日、ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールとフェニックス・サンズのデビン・ブッカーが、アメリカ代表チームへの参加を表明。もし最終ロスターまで残れば、2人ともキャリア初のオリンピック出場となる。
2020-21シーズンのビールは、60試合の出場で今季リーグ2位かつキャリア最多の31.3得点を平均。8位シードからプレイイン・トーナメントを勝ち抜き3年ぶりのプレイオフ進出を果たし、初めてオールNBAチーム(3rdチーム)にも選ばれた。
なおビールは、2016年のリオ五輪と2019年のFIBAワールドカップでも当初は参加を表明していたが、2016年には怪我で、2019年には家庭の事情で代表チーム入りを辞退している。
ブッカーは今季NBAレギュラーシーズンで25.6得点、4.3アシストを平均。キャリア初のプレイオフではチーム最多の平均27.9得点を記録し、サンズのウェスト決勝進出に大貢献した。
今夏オリンピックの男子バスケットボールは7月25日に開幕。2021NBAファイナルが7月8日から22日の予定なので、もしサンズがファイナルまで進出することになれば、ブッカーは代表チームの練習やキャンプにほとんど参加できないまま本戦に臨むこととなる。
東京五輪のチームUSAロスターにはビールとブッカーの他にも、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンらが参戦を表明。
その一方で、レブロン・ジェームズやジミー・バトラー、アンソニー・デイビスらベテランのスーパースターたちがすでに代表チーム入りを辞退している。
1992年バルセロナ五輪の「Dream Tem(ドリームチーム)」や2008年北京五輪の「Redeem Team(リディーム・チーム)」のような最強の面子が揃うことはなさそうだが、現時点で参戦を表明している5選手(リラード、ブッカー、ビール、テイタム、グリーン)だけでも超豪華。優勝最有力になると見て間違いない。
参考記事:「ESPN」