TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
ブラッドリー・ビール 再契約
2022 7 8

ブラッドリー・ビールとウィザーズの再契約成立、『トレード拒否権』付きの5年スーパーマックス

ウィザーズ, ブラッドリー・ビール 0

ワシントン・ウィザーズは現地7月6日、今夏にFAとなっていた球団エースのブラッドリー・ビールと再契約を結んだことを正式に発表した。

契約の詳細についてはウィザーズから明かされていないが、現地メディアの報道によると、契約内容は2億5100万ドル(約340億円)の5年スーパーマックス。MVPのニコラ・ヨキッチが今オフにナゲッツと結託した総額2億7000万ドルの延長契約に次いで、NBA史上2番目に高額な契約金であり、しかも『ノー・トレード条項』が盛り込まれているという。

https://twitter.com/WashWizards/status/1544770021699866626

2012年ドラフト全体3位指名でウィザーズに入団したビールは、NBAデビューから10シーズンすべてをウィザーズでプレイして22.1得点、4.1リバウンド、4.2アシストを平均。その間に3度のオールスターに輝き、レギュラーシーズンの通算スリー成功数で球団歴代1位(1434本)、通算得点でエルビン・ヘイズに次ぐ球団2位(1万4231点)の記録を打ち立てている。

ビールは再契約成立について、「今日は人生でとても特別な日になった。ウィザーズの一員としてチャンピオンシップの夢を追い続けられるチャンスを手にできて、これ以上に嬉しいことはない」とコメントした。

ノー・トレード条項

今回のビールの再契約で最も注目を集めたのは、『ノー・トレード条項』が盛り込まれていたこと。「トレード拒否権」とも呼ばれる契約オプションの1つで、その名の通り、チームは同条項下にある選手を合意なしにトレードできない。

『ノー・トレード条項』には2種類ある。1つは、ビールが獲得したのと同じ“真のノー・トレード”。契約期間を通してトレード拒否権を保持できるプレミアム・オプションだ。NBAキャリア8年以上、かつ新契約を結ぶ球団で4年以上在籍した選手のみが対象となる。

もう1つは、一般的なノー・トレード条項。所属チームと1年の再契約をした選手、オプション付きの2年再契約を結んだ選手、もしくはルーキー契約の最終年に1年のクオリファイング・オファーを受け入れた選手などに対し、新契約1年目に限りトレードを拒否する権利が与えられる。

今回ビールが獲得したタイプの『真のノー・トレード条項』は極めて珍しく、現NBAでこのオプションを保持しているのはビールただ1人。歴代NBAで見ても、ビールの他には、バスケットボール殿堂入りのレジェンド9選手しかいない。

▼長期契約で『ノー・トレード条項』を得た歴代10選手

  • レブロン・ジェームズ
  • コービー・ブライアント
  • ティム・ダンカン
  • デビッド・ロビンソン
  • ジョン・ストックトン
  • ケビン・ガーネット
  • ダーク・ノビツキー
  • ドウェイン・ウェイド
  • カーメロ・アンソニー
  • ブラッドリー・ビール

ビールは先月末に29歳になったばかり。バスケットボール選手としてまさに全盛期にあり、実力も間違いなくオールスター級だ。その一方でウィザーズは5年後、34歳のビールに年俸5700万ドルを支払うことになる。そんな選手に対し、5年の『ノー・トレード条項』を与えるのはあまりにもリスクが高い。

ここ数シーズンは、毎年のように移籍の可能性を噂されていたビールだが、今回の再契約によりスター選手としてのトレード価値はほぼ消滅。このままビールが生涯ウィザーズを貫く可能性が高くなった。

ウィザーズとしては、チームの将来にとって確実に不利になる『ノー・トレード条項』を盛り込まずとも、マックスサラリーを提示するだけでビールとの再契約を結べたはず。NBAで死語となりつつある“忠誠心”を示したかったのかもしれないが、個人的には完全に悪手だと思う。

参考記事:「NBA」

ドラ2のチェット・ホルムグレン、SLデビュー戦で絶大な存在感を発揮 ドラ1のパオロ・バンケロとドラ3のジャバリ・スミスJr.、サマーリーグでプロ初対決

Related Posts

ウィザーズ ヒート OT

ブログ

ウィザーズとヒート、オーバータイムでリーグ史上最少得点記録での決着へ

クリスタプス・ポルジンギス ウィザーズ

ブログ

クリスタプス・ポルジンギスがウィザーズデビュー戦で25得点

ウェス・アンセルドJr. ウィザーズ ヘッドコーチ

ブログ

ウェス・アンセルドJr.がワシントン・ウィザーズの新ヘッドコーチに就任

ケビン・ラブ 辞退

ブログ

ブラッドリー・ビールとケビン・ラブがチームUSAから離脱へ

特集

  • ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    2015年4月18日
  • グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    2022年2月4日
  • ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    2017年10月14日
  • ステフィン・カリーが再び40得点、教科書に載せるべき第4Qパフォーマンス

    ステフィン・カリーが再び40得点、教科書に載せるべき第4Qパフォーマンス

    2021年11月20日
  • スパーズのポポビッチHC、通算勝利数でNBA歴代コーチ1位に「私個人ではなく我々の記録」

    スパーズのポポビッチHC、通算勝利数でNBA歴代コーチ1位に「私個人ではなく我々の記録」

    2022年3月13日
  • ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    2021年10月1日
  • デイミアン・リラードが海外掲示板Redditに降臨「なんでも聞いてくれ」

    デイミアン・リラードが海外掲示板Redditに降臨「なんでも聞いてくれ」

    2021年12月7日
  • ティム・ダンカンを愛すべき理由

    ティム・ダンカンを愛すべき理由

    2015年4月30日
  • ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    2017年9月10日

NEW

  • クリス・ポール ウォリアーズウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
  • デイミアン・リラード トレード 2023デイミアン・リラード、もしトレードされるなら「マイアミかブルックリンがいい」
  • スパーズ 1位指名スパーズがウェンビー争奪戦に大勝利、2023NBAドラフト1位指名権獲得!!
  • ヨキッチ 53得点センターとしてプレイオフ史上2人目の50得点超え、ヨキッチが快挙達成も勝利ならず
  • 動物 NBA2023NBAプレイオフ第1ラウンド:動物系チームが全滅
  • ジミー・バトラー 56得点ジミー・バトラーが自己ベスト56得点、ヒートのプレイオフ球団新記録を樹立
  • マルコム・ブログドン シックスマンセルティックスのマルコム・ブログドンが2022-23シックスマン賞受賞
  • ドレイモンド・グリーン 出場停止 2023サボニス踏みつけたドレイモンド・グリーン、1試合の出場停止処分へ
  • ウルブズ ヒート 2023ウルブズとヒートが8位シードで2023プレイオフ進出へ
  • マブス 敗退スターデュオ不発、マブスが4年ぶりのレギュラーシーズン敗退へ

ポピュラー

  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • 【ハイライト】アレン・アイバーソンがタロン・ルーを跨ぐ、2001年ファイナル
    【ハイライト】アレン・アイバーソンがタロン・ルーを跨ぐ、2001年ファイナル
  • NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?
    NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?
  • ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
    ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
  • ポール・ジョージ、ピストンズ戦で超ディープなスリーポイントに成功
    ポール・ジョージ、ピストンズ戦で超ディープなスリーポイントに成功
  • 【動画】ラン&ガンの完成形!!00年代サンズのオフェンス
    【動画】ラン&ガンの完成形!!00年代サンズのオフェンス
  • 「アイバーソン永久欠番」に対するNBA選手たちの反応
    「アイバーソン永久欠番」に対するNBA選手たちの反応
  • クリス・ポールがウィザーズ戦でダンク2発!!クリッパーズベンチは爆発
    クリス・ポールがウィザーズ戦でダンク2発!!クリッパーズベンチは爆発
  • 2017ルーキーアンケート:現役選手の1番人気はレブロン
    2017ルーキーアンケート:現役選手の1番人気はレブロン

ランダム

  • ゴラン・ドラギッチサンズのゴラン・ドラギッチ、師匠ナッシュに絶妙すぎる股抜きパスをお見舞い!!
  • ウェイド おばあちゃんドウェイン・ウェイドとヒートファンおばあちゃんの心温まるバスケットボールセッション
  • ホークス スリーアトランタ・ホークスがNBA新記録、第3Qにスリー11本パーフェクトで成功
  • リッキー・ルビオ MVPリッキー・ルビオがワールドカップ2019のMVP受賞
  • ボッシュ ヒート残留クリス・ボッシュ、ヒート残留

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2025
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes