コーバーの第4ピリオド19得点でキャブスがニックスに大逆転勝利
現地13日にMSGで行われたクリーブランド・キャバリアーズ対ニューヨーク・ニックス戦で、終盤にキャブスの長距離砲が大爆発。キャブスは第4Qを43-25で圧倒し、敵地で大逆転勝利を収めた。
第3Q終盤でニックスに最大23点リードを奪われ、大ピンチで最終ピリオドに突入したこの日のキャブスだったが、そこからレブロン・ジェイムスとカイル・コーバーを筆頭にセカンドユニットが怒涛の猛反撃を展開する。それまでFG成功0本の2得点だったコーバーが第4Qだけで5本のスリーを沈めてピリオド19得点を獲得すると、ドウェイン・ウェイドやチャニング・フライも高確率でショットを決めて貢献。さらに第4Qだけで8アシストとプレイメイキングが光ったレブロンが、残り時間1分23秒に逆転のステップバック・スリーを成功させ、そのままキャブスが逃げ切った。
▼ゾーンに入ったコーバー
▼レブロンのクラッチスリー
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2連勝で勝率を5割に戻したキャブス(7勝7敗)は、レブロンが23得点、12アシスト、9リバウンド、コーバーが21得点をマーク。3点リードで迎えた残り12秒に勝利の決め手となるオフェンスリバウンドを掴んだウェイドは、ベンチから15得点、8リバウンドを記録した。ホームで23点差からの大逆転負けを喫したニックス(7勝6敗)は、ティム・ハーダウェイJr.が28得点、10リバウンド、5アシスト、エネス・カンターが20得点、16リバウンドと、それぞれダブルダブルで奮闘した他、クリスタプス・ポルジンギスが20得点をあげている。
▼怒りのカンター
この日は、試合前から両チームの間で火花が散っていた。先週末にレブロンが「ニックスはデニス・スミスJr.(マブス新人)を指名すべきだった」とコメントしたのがきっかけで、その発言をニックス新人のフランク・ニリキナに対するディスだと解釈したポルジンギスとカンターは「余計なお世話」と反論。それに対してレブロンは、スミスJrを褒めただけでニリキナのことを悪く言ったつもりはなく、むしろニックス前社長のフィル・ジャクソンに向けた批判だと釈明したが、ニックス側の興奮は収まらず、MSGではレブロンへのブーイングや「カイリー・アービング」コールが鳴り響き、試合序盤にはレブロンとカンターの間で一触即発の場面も見られた。
試合後も両者のテンションは冷めず:
「相手が誰だろうが関係ない。自分のことを何と呼んでいたっけ?キング?クイーン?プリンセスだったか?相手が誰でも俺たちは戦う。コケにされるのはごめんだ。今日も自分たちのバスケットボールをプレイした。これからも日々成長していくつもりだ」
– エネス・カンター
カンターのコメントに対してレブロンは:
「陳腐な発言だな。俺がキングで、妻がクイーン、そして娘がプリンセス。ちゃんと3人いるよ」
さらにレブロンは試合の翌日:
「どういたしまして。キング・オブ・ニューヨークより」
– レブロン・ジェイムス
キャブスとニックスの次の対戦が楽しみだ。
ボックススコア:「NBA」