ネッツから放出されたデアンドレ・ジョーダン、バイアウト後にレイカーズと契約か
NBAでは現地9月3日、ブルックリン・ネッツとデトロイト・ピストンズの間でトレードが成立。ネッツがセンターのデアンドレ・ジョーダンと将来のドラフト2巡目指名権4つを放出し、ピストンズからジャリル・オカフォーとセクー・ドゥムブヤの2選手を獲得した。
ネッツが今回のトレードで譲渡した4つの2巡目指名権は、自軍の2022年と2027年、そしてウィザーズ経由の2024年とウォリアーズ経由の2025年だという。
ネッツは金銭節約
ジョーダンの残り2年/1970万ドルの契約を手放すことで、ネッツは将来的に約4700万ドルのサラリー/ラグジュアリータックスの軽減に成功。ただそのために、ドラフト2巡目指名権を4つも失うこととなった。
ネッツとしては、ジョーダンの契約を5年分割にストレッチしてウェイブする選択肢もあったが、その場合2021年から2025年まで毎年390万ドルがサラリーキャップに計上されることになり、2023年以降に巨額の贅沢税を徴収される可能性もある。
なお今回ネッツが獲得したジャリル・オカフォーとセクー・ドゥムブヤについては、今季ロスターに残るかどうかは今のところ不明。2019年ドラフトで15位指名だったドゥムブヤは、ピストンズでの2シーズンであまり良い成績を残せなかったが、現在20歳と若く、まだまだ伸びしろのある選手だ。
▼セクー2020-21
一方でピストンズは、トレードで獲得したジョーダンをすぐにバイアウトする見込みとのこと。現地メディアによれば、ジョーダンはバイアウト成立後にロサンゼルス・レイカーズと契約を結ぶつもりらしい。
またピストンズはドゥムブヤを放出したことで、今季のロスターで2020年ドラフト7位指名のキリアン・ヘイズが最古参という超フレッシュなチーム。ジョーダンの2年/1970万ドルのサラリーを背負うこととなったが、その見返りに2巡目と言えどドラフト指名権を4つも獲得できた。しばらくキャップスペースを心配する必要のない再建チームにとしては正しいムーブだと思う。
参考記事:「NBA」