デマーカス・カズンズ、負傷離脱中なのに退場処分
新チームに移籍した選手がユニフォームを着てフロアに立つ前に退場処分を食らうケースは、もしかして前例がないのでは?
現地26日にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ニューヨーク・ニックス戦でのこと。私服姿でウォリアーズベンチにいたデマーカス・カズンズが、試合を欠場していたにもかかわらず、第1Q終盤のタイムアウトでテクニカルファウルをコールされて一発退場となった。ニックスのエネス・カンターと口論していたところを審判に注意されたが、それでも言うことを聞かなかったための処置だったという。
https://twitter.com/HoHighlights/status/1055976043583016961
カズンズが退場処分となるのは、これでキャリア通算14回目。現役選手の中では最多の数字だ(現役2位がカーメロ・アンソニーとタイソン・チャンドラーの10回)。負傷離脱中も記録を更新するなんてさすが。ただ歴代屈指のテクニカルファウル王であるラシード・ウォーレスの通算29回(歴代1位)にはまだまだ遠い。
なおこの日の試合は、ケビン・デュラントが41得点で大暴れし、ウォリアーズが128-100で圧勝。第3Qが終わった時点では、ニックスが3点リードを付けていたが、そこからウォリアーズは第4Qを47-16でアウトスコアする怒涛のオフェンスを展開し、一気にワンサイドゲームに持ち込んだ。デュラントは最終ピリオドだけで25得点をマークしている。
▼ステフの次はデュラントがゾーン状態に
今季成績をウェスト2位の5勝1敗としたウォリアーズは、デュラントの他に、ステフィン・カリーが29得点、ドレイモンド・グリーンが18得点を記録。シーズン開幕から不調が続いているクレイ・トンプソンは、この日もリズムを掴めず、スリー4本すべてに失敗の12得点に終わっている。まあトンプソンのことなので、そのうちスランプを抜け出して、ピリオド30得点みたいな大爆発をするに違いない。
▼今季トンプソンは6試合でスリー31本中4本成功
敗れたニックスは、ティム・ハーダウェイJr.がチームハイの24得点をマーク。今季開幕戦に勝利したものの、そこから5連敗を喫し、現地27日の時点でイースト14位の1勝5敗となっている。
ボックススコア:「NBA」