デマーカス・カズンズがオールスター初出場へ、「コービーの代役になれて誇りに思う」
現地30日、肩の手術で今季全休が決定したコービー・ブライアントに代わり、サクラメント・キングスのデマーカス・カズンズがオールスターゲーム2015のメンバーに選出された。カズンズにとっては初出場、キングスからのオールスター選出は2004年のブラッド・ミラー/ペジャ・ストヤコビッチ以来初めてとなる。
「コービーはレジェンド、それは言うまでもない。彼に代わってオールスターに出場できることを誇りに思う」
– カズンズ
カズンズは今季33試合の出場で、リーグ7位の23.8得点とリーグ3位の12.4リバウンドを平均。ダブルダブルの獲得数は27回でリーグ5位だ。過去20シーズンで23得点/12リバウンド以上を平均したのは、デビッド・ロビンソン、シャキール・オニール、ケビン・ガーネット、ティム・ダンカン、ケビン・ラブの5選手しかいない。チームの成績は16勝29敗と振るわないが、選手としてはリーグナンバー1のビッグマンと呼べるほどのシーズンを送っている。
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ESPNによると、カズンズがコービーの代役として選ばれた理由は、リザーブ入りできなかった選手の中でヘッドコーチからの票数が最も多かったからだという。
一方で、昨年のオールスターでは本戦をはじめ、ライジングスター、スリーポイントコンテスト、スキルチャレンジ、ダンクコンテストの合計5イベントに参加したデイミアン・リラードだが、今年はまだ1イベントへの出場も決まっていない。 現在ウェスト4位のチーム成績や、それを牽引したリラードの活躍を考えると、非常に残念だ。
本人もオールスターに選ばれなかったことが相当悔しかった様子。カズンズのリザーブ選出が発表されてから間もなく、リラードは「奴らが無視できないほど優秀になれ」と書かれた画像と一緒に、以下のメッセージを自身のInstagramフィードに投稿した(すでに削除済み)。
俺のことを力不足だと考えたコーチたちやファンたち、そしてアダム・シルバーに礼を言いたいと思う。(過小評価されたのは)初めての事じゃない。むしろ俺の人生に刺激を与え続けてきたものだ。失望していないと言えば嘘になる。だけど手に負えないほどじゃない。つまはじきにされた奴は他にもいるんだ。「君が選ばれるべきだった」、そんな言葉では満足できない
この悔しさをバネに、ぜひとも更なる躍進を遂げてほしい。
Image via NBA All-Star/Twitter