ダーク・ノビツキー、引退する時は「コービーよりもダンカンっぽく」
コービー・ブライアントとティム・ダンカンは、まったく正反対の形でそれぞれNBAに別れを告げた。
11月の時点で引退を発表していたコービーは、各地で盛大な祝福を受けながらシーズンを送り、最後の試合では、ボロボロの体を引きずりながら、シーズン最多の60得点をあげるという伝説的なフィナーレを飾った。
一方のダンカンは、シーズン中に去就を明かすことなく、プレーオフ敗退から約2ヵ月後に、チーム宛てのメールで引退を表明。本人は記者会見すら開いていない。
対照的ながら、それぞれが実に“らしい”やり方でプロ人生に幕を閉じたわけだが、2人と同じく長いキャリアを1球団で終えようとしているダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキーは、自身が引退する際には、コービーよりもダンカンに近い形にしようと考えているようだ。Sports Illustratedのポッドキャストに出演した際に語った。
「コービーの最後は最高だったよ。60点ゲームだったか?すごくコービーらしい。アリーナは第4Qの間ずっと総立ちだ。見ていてとても楽しかった。だけど僕はどちらかといえばダンカンに近いと思う。どちらかといえば静かな人間だよ。それほどのスポットライトを求めていない。ただし、Eメールだけで終わりという形にはしないだろう。『それはそうと、ティム・ダンカンは引退します』みたいな…。あれは少し控えめすぎだと思ったよ。恐らく記者会見くらいは開くだろうね。いずれにせよ、引退は近いうちにやって来ることなので、今はあまり考えたくない。とりあえず残り数年を楽しむよ」
– ダーク・ノビツキー
ノビツキーは、オフシーズンにマブスと2年/5000万ドルの再契約を結んだ。2年目がプレーヤーオプションとなるため、来年に引退という可能性もなくはないが、以前に「あと2年プレーするのが理想的」とコメントしていたので、よほど深刻な怪我でもない限り、キャリア20シーズン目をマブスとして迎えることだろう(来季は19シーズン目)。
昨季のノビツキーは、75試合の出場で、チーム最多の18.3得点、6.5リバウンド、FG成功率44.8%を平均。プレーオフ第1ラウンドの5試合では、平均20.4得点、4.8リバウンド、FG成功率49.4%を記録している。
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参考記事:「The Score」