ドック・リバースが76ersのヘッドコーチ就任へ
7年指揮官を務めたロサンゼルス・クリッパーズと決別したばかりのドック・リバースが、退任からわずか3日で次の仕事場を見つけた。
ESPNによると現地10月1日、リバースはフィラデルフィア・76ersの次期ヘッドコーチに就任することに合意した模様。5年間の契約だという。
チームからの正式発表はまだだが、チームの大黒柱であるジョエル・エンビードはさっそくTwitterを更新し、「Brotherly Loveの街へようこそ、コーチ・リバース!」(フィラデルフィアは古代ギリシア語で『兄弟愛の街』の意)と新たに就任する指揮官に歓迎のメッセージを送った。
昨年のイースト準決勝で後の王者のトロント・ラプターズをギリギリのところまで追い詰め、今季もイースト制覇の有力候補になると見られていた76ers。
だが新しいロスターがなかなか上手く噛み合わず、43勝30敗のイースト6位でレギュラーシーズンを終えると、バブルでのポストシーズンではボストン・セルティックス相手に0勝4敗でのスウィープ敗退。シーズン終了の翌日に、ブレット・ブラウンHCを解任した。
ESPNによれば、シクサーズのエルトン・ブランドGMは、リバースがクリッパーズHCを退任したその日にコンタクトを取り、オファーを持ち掛けたとのこと。リバースサイドも76ersのヘッドコーチ職に魅力を感じていたようで、すぐにフィラデルフィアへと飛び、同日の契約交渉ミーティングもとんとん拍子で話が進んだという。
今の76ersは、ジョエル・エンビードとベン・シモンズのオールスター2人がチームの軸。トバイアス・ハリスやジョシュ・リチャードソン、アル・ホーフォードらオールラウンドに活躍できる有力選手もいる。
タレントレベルが高いのは間違いないが、ロスターの相性的には少し微妙なところで、特にシューティングとプレイメイクが不足している印象だ。
経験豊富なリバースHCは、76ersを次のステージへと導くことができるのか?
参考記事:「ESPN」