2019オールスターファン投票第1次集計:ドンチッチとローズが上位に
NBAが現地3日、2019年NBAオールスターゲームの先発メンバーを選ぶファン投票の第1回途中経過を発表した。
投票開始から10日目の時点でリーグ最多票数を獲得したのは、今季からウェスタンカンファレンスに活躍の場を移したレブロン・ジェイムス(108万3363票)。2位はバックスのヤニス・アデトクンボで、イーストフロントコート首位の99万1561票だ。このまま行けばレブロンとアデトクンボの2人が今年のキャプテンとなり、ドラフト形式で他のオールスターたちを指名してチームを編成する。
第1次集計結果の詳細は以下の通り:
・イーストガード
- カイリー・アービング:91万329票
- ドウェイン・ウェイド:40万9156票
- ケンバ・ウォーカー:31万9519票
- ベン・シモンズ:25万9993票
- ビクター・オラディポ:19万8009票
- カイル・ラウリー:18万571票
- ザック・ラビーン:12万8605票
- ジェレミー・リン:6万2573票
- ブラッドリー・ビール:6万1269票
- ジョン・ウォール:5万4366票
・イーストフロントコート
- ヤニス・アデトクンボ:99万1561票
- カワイ・レナード:77万4172票
- ジョエル・エンビード:64万8002票
- ジミー・バトラー:22万2206票
- ジェイソン・テイタム:21万4622票
- ブレイク・グリフィン:19万2649票
- ビンス・カーター:7万6022票
- アンドレ・ドラモンド:6万8204票
- ゴードン・ヘイワード:6万6492票
- アル・ホーフォード:6万2288票
・ウェストガード
- ステフィン・カリー:79万3111票
- デリック・ローズ:69万8086票
- ジェイムス・ハーデン:54万1606票
- ラッセル・ウェストブルック:45万9792票
- クレイ・トンプソン:24万7618票
- デイミアン・リラード:20万609票
- デマー・デローザン:19万7524票
- ロンゾ・ボール:17万5040票
- デビン・ブッカー:11万1897票
- クリス・ポール:10万1104票
・ウェストフロントコート
- レブロン・ジェイムス:108万3363票
- ルカ・ドンチッチ:67万9839票
- ケビン・デュラント:65万9968票
- アンソニー・デイビス:60万5417票
- ポール・ジョージ:58万55票
- スティーブン・アダムス:26万1327票
- ニコラ・ヨキッチ:23万5272票
- カイル・クーズマ:19万5477票
- ドレイモンド・グリーン:13万8017票
- デマーカス・カズンズ:9万2977票
第1回途中経過における最大のサプライズは、何といっても新人ルカ・ドンチッチの順位。現時点でケビン・デュラントやアンソニー・デイビス、ポール・ジョージらリーグトップ10クラスのスーパースターたちを上回り、ウェストフロントコート部門で2位の票数を獲得した。
さらにウェストでは、カムバックシーズンを送っているデリック・ローズが、ジェイムス・ハーデンやラッセル・ウェストブルックらを抑えてガード部門2位となっている。
なおオールスターのスターターは、ファン投票の他に、プレイヤー投票とメディア投票の結果を加えた合計ポイントで選出される(投票の比重はファン投票が50%、プレーヤーとメディア投票がそれぞれ25%)。なのでドンチッチとローズがこのままファン投票での人気を維持しても、先発出場を果たす可能性は極めて低いだろう。
2年前のファン投票では、ザザ・パチュリアがフロントコート部門で2位となったが、プレーヤー/メディア投票で最下位となり、スターター枠から弾かれた。
ただパチュリアのケースとは違い、ドンチッチとローズは2人ともオールスターに近い数字を記録しつつ、50点ゲームやブザービーターなどインパクトの強いパフォーマンスを残している。今後のプレイ次第では、プレーヤー/メディア投票で上位に食い込む可能性がもしかすると…。
▼ステップバック
他には、今季限りでの引退を表明しているドウェイン・ウェイドがイーストガード部門で2位。イーストフロントコート部門では、リーグ最年長のビンス・カーターが7位の票数を獲得している。
それにしても、今季まだ1秒もプレイしていないデマーカス・カズンズに9万票以上が投じられているのは不思議。やはりウォリアーズのブランド力は絶大だ。
参考記事:「NBA」