ドンチッチに今季16回目のテクニカルファウル、シーズン最終戦を出場停止に
ダラス・マーベリックスが現地8日、アメリカン・エアラインズ・センターで行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦に128-78の50点差で圧勝。1週間後に始まる2022プレイオフに向けて勢いをつけるような完璧な勝ち方だったが、次のレギュラーシーズン最終戦にはエース抜きで臨まなければならなくなるかもしれない。
同日に行われたマブス対ブレイザーズ戦では、第1Q終了後のブレイク中に、審判がルカ・ドンチッチに対してテクニカルファウルをコール。ドンチッチにとって今季通算16回目のテクニカルとなったため、1試合出場停止の追加ペナルティが科されることになる。
この日のドンチッチは29分30秒の出場で39得点、11リバウンド、7アシストの大活躍。テクニカルファウルをコールされた後にエンジンがかかり、第3Qにはピリオド25得点をあげて早々とチームの勝利を確実にした。
試合後、ドンチッチはテクニカルファウルについて「100%取り消されるべきだと思う。僕は審判に『なぜあれがファウルじゃなかったのか?』と質問しただけ。(テクニカル前の)警告すらなかった」と主張。どうやら第1Q最後のプレイでハーフコートショットを打った際にアンダーカットされたことに腹を立てたらしい。
一方で、ドンチッチにテクニカルをコールした審判のトニー・ブラザーズは「第1Qが終わった後も判定に不満を言い続けたため」と試合後の会見で説明。その際にドンチッチが暴言を吐いたかどうかについては「ノー」と答えた。
なお同日のNBAでは、ユタ・ジャズ(48勝33敗)がフェニックス・サンズに敗北したことで、マブス(51勝30敗)の4位シード以上が確定。現在3位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(51勝29敗)とは0.5ゲーム差で、最終成績で並んだ場合はタイブレーカーを保持するマブスが上になる。
よって、マブスにとっては次のサンアントニオ・スパーズ戦は極めて重要な試合。またスパーズにとっても、プレイ・イン・トーナメント初戦のホームコートをかけた大事なゲームになる可能性があるので、ドンチッチの出場停止は大きい。スパーズは今季残り2試合に勝利し、かつニューオリンズ・ペリカンズが2連敗でシーズンを終えれば、最終的にウェスト9位となる。
ボックススコア:「NBA」